雲のごとく

１月１６日のゴルフのことから。

２週間以上経過して何ですが（苦笑）

まず、木刀居合をやってる理由が
「ゴルフで故障しない動き作り」
なので。（師からの提案）

全く故障していないことから（年末も無事だったし）
上手くいっているということが確認できました。

スイングは改造しようと思ってなくても変わってきています。
改造する意図はないが、必然的に改造されてしまう
という感じです。

数年前の日記では、太極拳や中国拳法の動きをゴルフに生かそうという意図が散見されます。
しかし、上手くいきませんでした。

ここに剣を扱うことの意義？があるように思います。

中国拳法では、剣をはじめ、様々な武具を扱います。
ここに動きの奥深さもあるように思います。

故障しない効果は間違いなくあった
としてスコアは・・・と言うと
年末と同じく１００たたき（苦笑）
原因も同じ。パットの不調などです。

今回はＦＷを諦めてＵＴを使用して前回の失敗は繰り返しませんでしたが
バンカーに苦しめられました。

このバンカーで苦しんだことでわかったことがあります。

パットの不調は冬場、寒いこと、ラウンド不足・・・などと思っていたのですが
そうではない！
ということがわかりました。

ショートゲームやパットのストロークを、意識してなかったけど
スイングとは別物、別ジャンルととらえていたか、そのようにやってたか
だったようです。

身体は新しく芽生えた？動きで全てをやろうとしている。
だからドライバーのような【大きな】動きは随分変わって問題なく
パットのストロークのような【小さな】動きは矛盾があるためおかしなことになる。

師にそのことを告げると
「いいところに気づきましたね」
「大から小へ、動きの本質は普遍ゆえ、矛盾があるとおなしなことになります」

これは動きに限らず全てに通じる理かもしれませんね。

空仙さんの日記にあるように、舞／踊と武術、そして治療、動きの本質は同一のところにあるのではないかと。全然違うようで同じと。
もしかすると繊細・微小であるほど難易度は高いのかもしれませんね。

↑の日記に出てきた
野村萬斎さんの「陰陽師」
しびれます。

自分がコメントした玉三郎様
「藤娘」
数十キロある衣装・・・あのイナバウアーは（笑）
筋力でやってるのではないのは、玉三郎様の身体で明らか。
動きのみ。

故・伊藤先生（胴体力）の書籍にあった逸話。
楽屋で玉三郎様を待っていた。すると「あら、先生」と玉三郎様が声をかけた。
すぐ後ろに玉三郎様がいた・・・
伊藤先生は武道家です。「玉さまには殺される」と悟ったそうな。
屈辱だったそうですが、玉三郎様の身体操作を何とかモノにしようと努力されたと。

以前国営放送の「プロフェッショナル」で
「お客様からお金をいただいてお見せする踊りは、【完全に】自分が統制していないといけません。我を忘れて踊るのは、ひとりっきりでお稽古するときだけです。」
とおっしゃいました。
きっとその踊りには神が降臨するのでしょうな。キャスターも「見てみたい」と言ってましたが、「何人たりとも見せることはかなわぬ」とおっしゃいました。

まあこんなレベルには無縁ながら、鑑賞して感動する分には罰は当たりませんから。

ヘタレのゴルフがどうなるか、なんて話が大げさになりましたが。（苦笑）

ずっと動きを追いかけてきたつもりなので、これからも楽しんでやっていこうと思います。
萬斎さんのような風雅は遠くとも、立ち居振る舞い、所作に違いがでるように日々研鑽したいと思います。

追記）
和モノ絶賛になってしまったので・・・懐かしいところからＭ・バリシニコフを
この踊り
少林寺拳法に見えませんか？（笑）

凄く好きだった映画「White　Nights」のＭ・バリシニコフ（バレエ）とＧ・ハインズ（タップダンサー）のダンスシーン。

洋モノもええわな。動きの本質は世界共通(^^