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今日は、日本でも手に入る材料でトルコのヨーグルトサラダを紹介します。
このサラダ、トルコでは本当にポピュラーで、どの家庭でもよく出されるものだ。 トルコでは、ヨーグルトは本当によく食べられる。 このサラダもそうだし、料理のソースなど、ヨーグルトが食卓にのぼらない日はない。 それもそのはず、トルコはヨーグルト発祥の地らしい。 ブルガリアとも言われているけど、そもそも「ヨーグルト」という言葉自体がトルコ語なのだ。 何千年も前から、トルコ人は中央アジアで遊牧生活を続け、次第に今のトルコへと移り住んだわけなんだけど、ヨーグルトとはその時からの付き合いらしい。 ってことは、日本人にとっての「米」・・・。トルコ人にとってヨーグルトがどれ程大事かわかっていただけたと、思う。 で、その本場ではヨーグルトに砂糖を入れることは、 金輪際、 ありえないことらしい。 ためしに、トルコへ行ったらその辺の人に、「日本ではヨーグルトに砂糖やジャムを入れたりして、甘くして食べます」と言ってみて欲しい。 絶対にイヤな顔をして、信じられない・・・って言うと思います。 そんな文化の違いは、思わぬ悲劇を産むことも・・・。 トルコの飲むヨーグルト「アイラン」は、しょっぱい飲み物だ。 トルコ人が日本に来て、「飲むヨーグルト」を「アイラン」と勘違いし、飲んでみると甘いので吐き出した・・・、なーんて話はザラにあるのだ。 現に私自身、トルコ人をコンビニに連れて行って、「これなに」と聞かれ「飲むヨーグルト」というと、「ええぇ~~(チョー嬉しそうな顔)」。 「イヤ、甘いから」と言っても、最初は理解できずにいたりする。 しかし、理解した時の落胆の顔は、「・・・そんなにショックなのか・・・」とこっちがショックを受ける程だ。 そんな経験が何度かある。 長期逗留予定の人程、ショックが大きい。 日本人にしたら、味噌汁があると思って飲んだら甘かった、とかそんなレベルのショックかも知れない。 うん、そりゃ-ショックだ。 ヨーグルトは彼等にとって、ハナから甘いなんてありえないのだ。 「なんで日本人はヨーグルトを甘くするのか」とマジで聞かれることもある。 まあ、ヨーグルトに関しては、私達の方が亜流なのは間違いないけど、ヨーロッパ・アメリカ辺りでは、ヨーグルトを甘くして食べないんですかね。 どうなんですか?欧米在住のみなさん・・・。 今は、プレーンヨーグルトも数種類あるけど、少し前までは、かの「ブルガリアヨーグルト」以外は甘いヨーグルトばっかりだったから、日本に住んでたトルコ人は大変だったに違いない。 で・・・今日紹介するのは、「ジャジュク」。 塩を入れる。 しょっぱいヨーグルトに馴染みのない私達日本人だけれど、これは夏の暑い盛りに食べると、とってもさっぱりしていて食欲がなくても、するするいけるのだ。 ジャジュク 〈準備するもの〉 ヨーグルト 150ccくらい(目安として。ホントは好きなだけ入れていいです。) きゅうり 1本 にんにく 1片 水 乾燥ミント 乾燥デイル・・・入れなくてもよい 1) きゅうりの皮をむき、サイの目に切って、塩をまぶす。 2) にんにくをみじん切りにし、1)とあわせる。 3) 2)にヨーグルトを入れ、ヨーグルトの半量程度の水をくわえて、よくかきまぜる。 4) 上に乾燥ミントをのせ、食べる直前にまぜあわせる。 ミントが入る為、すっきりしたエスニックな味わいになります。デイルは入れなくってもかまいません。 水を入れるのは、トルコのヨーグルトが濃いからかなーと思いますが、日本のでやってもあまり違和感はありません。 生のにんにくが苦手な人は、入れなくてもいいです。トルコでもそういう人をよく見かけます。 トルコのヨーグルトは、さすが元祖、という感じで、こっくりとクリーミーでプレーンのままでも、たくさん食べられる。 成分を未調整でそのままつくるので、ヨーグルトのパックを開けると、上の方に乳脂肪の厚い膜がはっていてそこがとてもおいしい。 「日本のにはなんで膜がはらないんだろう・・」とつぶやくと、「そこは違う所で使っているからじゃ?」とのことだった。 そうなんだろうか。 トルコにいると、私達日本人の乳製品の文化がいかに貧しいかがよくわかる。 伝統の力はやっぱりすごいのだ。 私は軽い牛乳アレルギーだけど、トルコでは一切出ないのもとっても不思議だ。(←あくまで私の事情ですので、その他の方に当てはまると言うわけではありません。アレルギーの方は、やっぱり食べないで下さいね。) 新鮮な乳製品ばかりだからだろうか・・とも思うが、とにかく乳製品のおいしい国で、アレルギーを気にせずがんがん食べられるのは、アレルゲンを持つ身にとっては、うれしいかぎりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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