カテゴリ:落語
久しぶりの更新です。
4月に行ったときと同じメンバーで国立演芸場へ。 本当は21日の国立名人会に行きたかったのですが、チケットが取れずこの会になりました。 ちなみに名人会は、 はん治(桂三枝作、鯛)、小円歌(三味線漫談)、円歌(坊主の遊び)、歌司(蜘蛛駕籠)、ボンボンブラザーズ(曲芸)、歌丸(竹の水仙) これで3000円は相当お得です。 さて花形演芸会の方は、 前座(名前失念) 初天神 林 家 ひろ木 初恋(桂 三枝 作) 立 川 志の吉 金明竹 翁 家 勝 丸 曲芸(太神楽) 林 家 木久蔵 彦六伝(多分) <仲入り> 小 室 千 明 マジック ファイヤーダンス 漫才 三遊亭 円 馬 寝床 でした。ちなみに木戸銭は1800円。 始まる前はいつもより会場がざわついていて浮わついた感じがありましたが、今日の前座さんはびしっと観客にこれから落語を聴くぞという気持ちにさせるような話し方で好感が持てました。それなのに名前を失念するなんて‥。 ひろ木のネタは三枝の創作落語でしたが、三枝の噺は面白いですね。噺の筋ではなく演術で笑いが取れるようになるとよりよいかなと思いました。志の吉は6月に保谷で聴いたのと全く同じネタでしたが格段によくなっていました。勝丸の曲芸は進行の仕方を含めてもう何度も同じものを観ていますが安定しています。そろそろ新しい技を‥。木久蔵の漫談はこれが目当ての客も結構いたらしく会場中大うけでした。毒っぽい発言もありましたが大爆笑でした。彦六伝のさわりを少し演じていましたが、古典はやらないのかなあ‥。 食いつきは女性マジシャンのキッチンマジック。みんな食いついて観ていました。しかし同行の友人は拙い、と。帰り道、昔ある雑誌に○○○○(当時アイドル歌手で、某俳優と電撃結婚し、すでに子どももいる)は歌の下手さをスカートの短さでカバーしているという投書があったのを思い出しました。 ファイヤーダンスの漫才はまだまだ伸びると思うので頑張ってほしいと思います。伝統的、普遍的な筋書きや確立した型のある、「守破離」の「守」を徹底すれば若手でも比較的うけるであろう、落語、曲芸、奇術などと異なり、漫才はそれらが全くないわけではありませんが演者の創作力がより重視されます。花形演芸会は若手芸人の活躍の場でフラットなレベルで皆出演しますが、今回この漫才を観ていて、今のような点から演芸における漫才の位置の難しさを感じました。 難しげな話はさておき、トリの円馬は安定していました。寝床という聞きなれた噺でもあり、大変満足をしたわけでもあります。ただ、用事があるのか噺の途中で前の方に座っているのに帰る客が散見されました。退場自由といっても芸人にはかわいそうですね。 会終了後、インド料理を食べに行くなどしましたが委細は省略します。11月中旬からの激務に向けて少しでも英気を養いたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月29日 21時39分20秒
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