地デジはパソコン視聴?パソコンはテレビより地デジにふさわしい?はじめに、テレビとパソコンで地デジを見る場合を比較して何がメリットで何がデメリットなのかを取り上げていきたい。 1.メリット テレビに比べて導入までが安い。ハードディスク容量の増設が簡単。番組表・録画一覧のインターフェースが良い。 2.デメリット 導入にやや専門的知識を要する。すぐに視聴できない。録画予約中は電源を切れない ◎テレビに比べて導入までが安い 地上デジタル対応のテレビが出回るにつれ、だいぶお手軽に買えるようになってきた地地デジ対応テレビだが、それでもデジタルチューナー付き大型液晶となると10万円を軽く超えてしまう。リビングに置いて家族で観るならともかく、個人で使ったり二台目であるならば出費はなるべく抑えたいものである。 パソコンで地デジを観るために揃えるものは地デジチューナーとUHFアンテナのみ。建物によっては、既にUHFアンテナが引かれている場合もあるのでその時は地デジチューナーのみとなる。パソコン用地デジチューナーは、1~2万円で買えてしまう。 ◎HDD容量の増設が簡単 地デジをフルハイビジョン画質で保存しようとすると1時間の保存で7GBものハードディスク容量を費やす。100GBに保存できる時間は14時間なので、ハードディスクの増設は必須だ。ロジテックLHR-DS01SAU2を使えばHDDをカートリッジ感覚で装着することが可能。ビデオ感覚で1TBのハードディスクが山積みにされる日も・・。テレビの場合、ハードディスクの増設をするとなるとメーカー指定HDDを選ばなくてはならないため、コストが高くついてしまうが、パソコンの場合、安価で購入することができる。ハードディスクの増設も着脱自在の専用ケースが発売されているので、意外と簡単だ。 ◎番組表・録画一覧のインターフェースが良い 番組視聴時にはソフトの良しあしで使い勝手が大幅に変わってくる。テレビの場合は、専用リモコンによる操作になるがキーワードをメール打ちしたり、上下カーソルで番組録画設定をしたりと使い勝手はあまり良くない。またテレビは全体的に搭載されるメモリーが少ないために、レスポンスが悪くなる。今後キビキビとした画面の切り替わりになるよう期待したいところだ。 パソコンの場合、使い慣れたマウスでの操作が中心となる。電子番組表は文字や枠のサイズも変えられるので画面のサイズに合わせてみやすいように調節しよう。 番組表から録画したい番組を右クリックして「録画」を選択するだけの簡単設定。あらかじめ「サッカー」などのキーワードを入力しておくことで自動録画も可能だ。 ×導入にやや専門知識を要する 「CPRM」、「HDCP」等地デジには著作権保護に関しての規格がいくつかある。これらの言葉の意味まで知る必要は無いが、自分のディスプレイがHDCPに対応しているかどうか、再生機器がCPRMに対応しているかどうかは調べておく必要がある。 ×すぐに視聴できない 地デジをパソコンで観る場合、当然ながらパソコンの電源はオンにするのだが、起動時間がテレビに比べてかなり長い。朝起きて、会社に向かう前にちょっとニュースを観るなんていう使い方にはあまり向かないかもしれない。筆者の場合、一つの改善策としてパソコンを「スタンバイモード」にしているのだが、それでも電源オンから4~5秒は待つ必要がある。 ×録画予約中は電源を切れない これもパソコンで観る以上避けられない問題だが、番組録画予約中は常に電源をオン(またはスタンバイモード)にしておくひつようがある。ノートパソコンもデスクトップパソコンも待機中はおよそ5Wとそれほど大きくない。しかしPCに与える負荷という見方をすると、常に電源オンというのはやはり抵抗がある。 結論としては、地デジをパソコンで利用することに問題は無いように見える。ブルーレイディスクの単価がDVDに比べて割高なので当分はハードディスクに貯めるスタイルが一般的になるであろうと筆者は考える。ハードディスク交換の手軽さこそ、パソコン地デジの最大のメリットではないだろうか。電源周りの操作性が悪いのは、今後地デジ向けにパソコンが改良されることを期待したい。
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