土の家のお茶カフェ　ディンディー

序幕

素敵な女性に会いました。その女性ひろみさんは、タイ人のご主人と一緒にチェンマイ市内の日本料理店「ジガンティア」を経営しています。一度、ある集まりでお店にお邪魔し話をして以来、もっとゆっくりお会いしてみたいと思ってたら、その数日後、ご夫婦でディンディーに来て下さいました。気持ちの良い風が吹く夜、ひろみさんとご主人のモントリーさんと閉店後のディンディーで長い間、おしゃべりを楽しみました。私は、ひろみさんが実施している、生ゴミ自然処理のコンポストにとても興味がありました。昨年末頃からチェンマイでひろみさんが少しずつ広め、それを自分の家や職場で実践している人たちがいるそうです。ちょうど、その数日後にジガンティアで月に一回の集まりがあるというので、私も顔を出してみることにしました。勝手な想像で、集まりにはロングスティヤーのおじ様たちが多いのかと思っていました。でも、当日行ってみたら集まってきたのは私の知り合いを含む同世代の女性たちばかり。ちょっと驚きました。約１時間半、ひろみさんの手作りの美味しいお菓子と日本茶を頂きながら、みんなでコンポストの情報交換や、スーパーのエコバックについて、またコットン地で作った生理用ナプキンや毛染めのヘナに至るまでいろんな話をしました。同じチェンマイで暮らしながら、こうして環境のことを考え、楽しく実践している女性たちがいることをうれしく思いました。会の終わりに、ひろみさんがアクリル毛糸で編んだ手作りのたわしをみんなに配ってくださいました。お店ではグラス用とかおなべ用とか色を分けてを使っているんですって。こんなものまで手作りしてしまうひろみさん。尊敬してしまいます♪また、その日参加していた方からは、無添加石鹸も買わせて頂きました。頭も洗える（！）というこの石鹸、原材料はオリーブオイル３０％、ココナッツオイル３０％、パームオイル１０％だそうです。(無添加石鹸　興味のある方は私にご一報下さい)お店を出たら正午を回る頃でした。お腹がすいたので近くの輸入食材屋さん「ガセムストア」で隅から隅まであんこの詰まったミニあんパン、りんごの蜜がとろけ出そうなアップルパイ、そして果物ジュースを買い込んで、久しぶりにピン川のほとりで「一人ランチ」をしました。静かに流れる川の水が風で揺れ、周りの木々では蝉がミンミンないていました。暑い季節が来るんだな～とのんびり考えたり、この日の出会いの喜びを噛みしめたりしながら、贅沢に時間を過ごしました