ディオールの歴史
クリスチャン・ディオールの歴史
クリスチャン・ディオール(Christian DIOR)
1905年1月 フランスのノルマンディ地方グランビルに誕生。パリ・オートクチュール全盛期の先端を担った名デザイナーで、作品がクチュリエに売れたことで人生が一転します。画商でしたがモード界に入ることになりました。
1946年 彼の才能に目を止めたリュシアン・ルロンのメゾンで働く木綿王マルセル・ブサックの援助を受けパリ・モンテーニュ通り30番地に店を構えて独立します。
1947年 パリにデビューを果たしS/Sコレクションを開催します。ゆったりなだらかな肩に細く絞ったウエスト、ペチコートで膨らませた曲線を強調したくるぶしまであるロングスカートという優美なスタイルの"花冠ライン(Ligne Corolle)"を発表しました。「ハーパース・バザー」の編集長カーメル・スノウがシルエットの美しさに驚き、「まさにニュー・ルックね」と言ったことから「ニュー・ルック」と呼ばれるようになりました。また世界に旋風を巻き起こしました。
1948年 「ジグザグ・ライン」
1950年 「パーティカル・ライン」
1951年 「オーバル・ライン」
1952年 「シニュアス・ライン」
1953年 「チューリップ・ライン」
1954年 「Hライン」
1955年 「Aライン」
1956年 「アロー・ライン」
次々に現代にも多大な影響を与える新しい手法を次々と生み出し、「流行の神様」とも呼ばれています。
1957年 S/Sコレクションが最後の仕事となるのですが、ディオールはイタリアの湯治場モンテカティーニで心臓麻痺で52歳の若さで急逝しました。必ず愛犬"ボビィ"の名を付けて毎コレクションで発表しているグッズがアイテムの1つとして、発表していたという逸話もある。
1957年 21歳の若さでイヴ・サンローランが主任デザイナーに抜擢されました。
1960年代 プレタポルテに力を入れ始めます。現在、"LV モエヘネシーグループ"に属しています。
1960年 マルク・ボアン
1989年 ジャンフランコ・フェレと引き継がれています。
1996年 現在のジョン・ガリアーノがデザイナー就任しました。
2003年 レディースウェアやメンズウェアであるディオール・オム、バッグ等小物やシューズ、ファインジュエリー等を扱っている地上4階から地下1階までの表参道店が東京・表参道にオープンしました。また、初めての試みとなるエステやネイルカラーのコーナーも設けられておりディオールとしては世界最大となる化粧品売り場があります。ディオールのラッキーモチーフである星が屋上には飾られているそうです