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φ(..) Daily Groovus

φ(..) Daily Groovus

第1回:2004.09.18

第1回目 : 『スクール・オブ・ロック』に学ぶロック魂 





今年春、日本の30代以上の「おっさんロックファン」を狂喜乱舞させたこの映画『スクール・オブ・ロック』が9/17DVDで発売された。


もうね、もうね…



o(^▽^o)(o^▽^)oo(^▽^o)(o^▽^)oo(^▽^o)(o^▽^)oo(^▽^o)(o^▽^)o ←こんな感じ♪


【Radio Groovus vol.30】でも紹介したけど、この映画には、っていうか主演のジャック・ブラック(デューイ役)にハマッターッ!
ボクの言いたいことやりたいことをそのまま体現してくれるのだ。
例えば、クラシックしか知らない生徒達に「ロックとはこういうもんだ!よく勉強しておくように。」と渡すCDが凄い。あまり詳しく言っちゃうとネタバレになるから全部は言わないけど、キーボード担当にはイエスの「こわれもの」を渡し、ボーカル担当にはピンクフロイドの「狂気」を。 もろプログレやん!(*'-'*)

実はね、この映画はASUKAと行ったんだけど、行く前にウチで番組の打ち合わせとかおすすめCDとかの話をしてたんだ。
ASUKAはカナレのボーカリストだからボクは1曲紹介したんだけどそれがその『狂気』に入っている「虚空のスキャット」だった。 その時はDVDで彼等(ピンク・フロイド)のライブ映像を観せたんだけど、ASUKAはえらい感動してた。

…んで、この映画ですよ。

イッツ・ミラクル!!

しかもジャック・ブラックの説明する姿といいその言葉といい、まるっきり何時間か前のボクじゃん!!
めちゃめちゃカブッたわ!(爆笑)

音楽はもう言うことなしの60年後半から80年くらいまでの「ROCKが一番熱かった時代」から選曲。 くぅ~っ、シビレル~♪
あ、もちろんボクの大しゅきなLed Zeppelinもかかるよ。(「移民の歌」)

まぁ、ボクがラジグルで下手に「ロック特集」なんかやるよりは、この映画を観てくれ!って感じですよ。
んで、この映画は単なる音楽映画じゃなくその根底には「夢の実現」というテーマが脈々と流れており、ラストシーンでは思わずライブ会場さながらに「イエ~イッ!」って叫びそうになったくらい。 (-_-;)<イエイ~ッ!っておいおい…

そんなわけで往年のロックファンはもちろんこれからロックに目覚めたいと思う子羊だちよ、これを観るがいい!
キミのハートにひっそりと隠れてる「ROCK魂」に灯がつくこと間違いなしだぜ!   (-_-;)熱いけどサブイ…








そうだっ! 『スクール・オブ・レイディオ』でも作るか!?




school of rock



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追記:さっきこのコラムを読み直したんだけど薄っぺらだなぁと…   で、もちょっと書き足します。


この映画の見どころでもちょっくら。
まずさ、「ロック映画」っていうと“反骨”“苦悩”“青春”とかいう内に篭もった湿ったイメージって持ってない?
そうそう、フットルースなんていう映画もあったよね。
それに「ロック」自体“反社会”的なスタンスって未だにあったりする。
ボクの好きな『ウェインズ・ワールド』(あのマイク・マイヤーズ主演)っていう「ロック映画」もあったけど、あれも結局はロック好きな2人(ウェインとガース)を取り巻く世界を映画にしただけで、いわばロック社会でのお話だったりする。つまり、狭い世界でのピンポイントでしかなかった。だから共感を得るのはロック好きな人だけ…。

さて、この『スクール・オブ・ロック』はというと…。
確かに「ROCKの精神」を軸としながらもそれを一般社会に認知させていくというプロセスが、さすがに学校を舞台にしているだけあってなかなか興味深く描かれている。
ネタバレになるのでその痛快さはここでは書かないが、この映画は明らかに先生、生徒(親も巻き込んで)の成長を“ROCKを通して”描かれていて、ボクをはじめとする「ロックの本当の良さ」を知っている者にとっては長年の便秘がスパーーーッ!と出たような爽快感が得られること間違いなしである。

あ、それともうひとつ、「ROCKはファッションではない!」ということを教えられる。
昨今の若者バンド諸君には耳の痛い話だろうが、ここは大事だ。
いまや「パンク」というジャンルが大手を振っているがボクが思うにそういってる連中の9割以上は「パ・ン・ク・で・は・な・いっ!」 (ドンッ☆)
その連中がなにを持って自分達を「パンク」と言っているかわからない。ジョ二ーロットンの精神がお前らにあるのか?パンクはファッションではない! (ドンッ☆)

そして、デューイ(ジャック・ブラック)も言う。
「見ろ、あいつらはロックじゃない。カッコだけだ。」
と自分を首にした『NO VACANCY』を斬る。(ま、これは映画上の演出であって、演出上はチャラチャラファッションではあっても音楽性は良かったりするのも興味深い)




そんな映画です。
上の解説の後半、一瞬ボクにジャック・ブラックが乗り移ったような気もするけど… 
とにかく、面白くていい映画です。
ロックを知らない人でも100%楽しめるでしょう。(断言)


(DJロマネスクからの助言) 
ま、とりあえず基本中の基本としてこのDVDを観る前に『AC/DC』のライブ映像だけは観ておいてほしい。





今回は旧livedoorブログの9/8分を一部修正して転記しました。


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