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カテゴリ:ジャッジ指針
最終更新:14.04.30
このガイドラインは、選手ではなくジャッジに向けたものである。 あくまでも目安であり、全ての事象にこの通りに適応されるとは限らないものとする。 【1.基本】 [ゲームの敗北]、[失格]の懲罰を与える必要があると判断した場合、複数のジャッジ(可能ならばヘッドジャッジも含む)と相談するべきである。 ゲームの誤りを行ったプレイヤーが直ちにそれに気付いてジャッジを読んだ場合、そのプレイヤーに対する懲罰はいくらか格下げしてもよい。 【2.注意】 ゲームの状況を完全に正常な状態に戻せる場合や、誤りを行ったプレイヤーが不利益を被る場合は懲罰は特にない。ただし、再度同じ誤りを繰り返さないようにジャッジはプレイヤーにその違反について説明するべきである。これは他の懲罰を与える場合でも同様。 例A:うっかり自分の手札を落として対戦相手に見られてしまった。 例B:カードをプレイする場合に色マナが足りないことに即座に気付いた。 【3.警告】 ゲームの状況を完全に正常な状態に戻せないが、誤りを行ったプレイヤーの利益がさほど大きくないと判断できる場合はプレイヤーに[警告]を与える。また[注意]程度の誤りでも、何度も同じ誤りを繰り返すようであれば、懲罰を[警告]に格上げしてもよい。 また、周囲に不快感を与えるなどの行為に関しても[警告]を与えてもよい。 [警告]になりうる事案は数多くあるので、[警告]を与える必要があると判断すればためらわずにプレイヤーに懲罰を与えてほしい。その時に[警告]を与えられたプレイヤーと、その理由はきちんと記録しておくこと。 例C:前のターン、相手の召喚酔いしていない《闇戦士ザビ・クロー》が攻撃していないことに気付いた。 例D:《暴走龍 5000GT》で破壊されるべきクリーチャーが破壊されていないのに数ターン後に気付いた。 例E:《エナジー・ライト》でカードを3枚引いてしまった。(MTGでは[ゲームの敗北]にあたる事案なので、慎重に裁定を出す。) 例F:大声で叫んでいて不快であると、隣のテーブルからジャッジコールがあった。 例G:対戦相手の動作に対して過剰なまでにクレームをつけた。、 【4.ゲームの敗北】 ゲームの状況を完全に正常な状態に戻せない、かつ誤りを行ったプレイヤーが多大な利益を得る可能性がある場合はプレイヤーに[ゲームの敗北]を与える。 また予選ラウンドにおいて、類似の[警告]を3回与えられたプレイヤーには[ゲームの敗北]を与える。 決勝ラウンドでは、予選ラウンドも含めて類似の[警告]を2回以上与えられたプレイヤーには[ゲームの敗北]を与える。(予選ラウンドで[警告]を2回受けているプレイヤーは、3回目の[警告]の時点で[ゲームの敗北]となる。) 例H:裏向きになっているカードがうっかり手札かシールドか区別がつかなくなってしまった。 例I:手札が1枚多いことに相手が気づき、墓地にあるカードがうっかり手札に加わっていることが分かった。 【5.失格】 ゲームのルールや当CSの規定を“故意に”かつ“不正と知りながら”、“有利をとるために”違反した場合は[失格]を与える。 [失格]はゲーム外の行為によっても発生しうる懲罰で、必要ならば会場からも追放する措置をとる。 失格になったプレイヤーが賞品を受け取る順位にいた場合に賞品を与えるかどうかは、状況で判断する。 例C、D、E、H、Iのような事案も、故意に行ったと確信が持てる場合、[失格]となる。 例J:《超次元ブルーホワイト・ホール》の能力でプレイヤーAのクリーチャーはブロックされない状態になっていたが、対戦相手Bはクリーチャーでブロックしたことに観客が気付いた。調査をした結果、プレイヤーAはブロックできない状態であることに気付いていなかったが、対戦相手Bはブロックできない状態であることも、プレイヤーAが気付いてないことも知っていたと分かった。(対戦相手Bは[失格]) 例K:対戦が終了した後、ゲームに負けたプレイヤーAが「対戦相手Bは2ターン目の《フェアリー・ライフ》を唱えた時に自然マナがなかった。」とジャッジにいい、対戦相手Bの失格または再試合を要求してきた。(プレイヤーAは[失格]) 例L:次のターンにゲームに負けることが決まっていたので、相手に気付かれないことを祈って不正なプレイを行った。(色マナがない、マナが足りないのにカードをプレイする、《偽りの王 ナンバーナイン》が相手の場にいる状態で呪文をプレイするなど。) 例M:他の利用者に迷惑をかける行為を行った。 例N:試合外のフリー対戦で、金銭を賭けたゲームをしていた。 【6.デッキシート不備】 CS指定のデッキシートを用いて、 ・デッキの総枚数の間違い ・名前等の記入漏れ ・カードを特定できない略称 など不備が発覚した場合、発覚した時点から次のラウンドの[先攻後攻の決定権の喪失]のペナルティを与える。 ただし、あまりにも不備がひどい場合は[ゲームの敗北]に懲罰が格上げされる場合もある。 CS指定のデッキリストを用いてない場合、上記の不備に加えて ・デッキシートのサイズがA4でない も不備として含まれ、すべての場合において[ゲームの敗北]を受ける。 デッキチェックでリストとデッキ内容が異なる場合、予選ラウンドならば[ゲームの敗北]、決勝ラウンドならば[失格]を与える。 また、デッキ内容をリスト通りに修正・復元出来ない場合は、そのラウンドから数えて3ラウンドロスを与える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月30日 22時07分12秒
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