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ネットの上での著作権とネットの外での著作権を分けて考えなくてはならない時代になってきました。物理的なメディア、本、DVDなどの著作権は70年に統一すべきですし、ネットでの著作権には発想を変えた立法措置が必要です。
現在の著作権法が想定しているのはDVDに保存された音楽、映像までです。テレビもデジタル化してきました。にネット上から音楽だけではなく、ユーチューブのように画像を取り込むことができるサイトも普及してきました。 ネット上で公開された著作物は簡単にコピーができますが、それを禁止するのは現実的ではありません。むしろ、著作権者に何らかの付加価値を与えるようなシステムを構築すべきです。 書籍、音楽、映像もネットを介してダウンロードできるようになりました。ネットの世界では、新人が簡単にデビューすることができるようになりました。ネットで話題になり、売り上げが伸びるという現象も起きているようです。 ネットの世界ではプロダクション、出版社の支配が崩れ、誰もが参入できる世界になりました。マスメディアが支配していた世界から、ブログを使い、誰もが作者、ミュージシャンになれる世界になりました。 マスメディアが技術的にも著作権を独占できる世界ではなくなりましたが、ネット業者には広告収入という新しい付加価値が生まれてきました。双方の間で著作権収入と広告収入とを適正に分配するシステムが必要でしょう。 ネットの利用者には、現行の無料でダウンロードができるシステムが良いのに決まっています。テレビの映像なので著作権の関係で再放送ができないという障壁がなくなる方が望ましいのも当然です。 最悪なのは、著作権問題がこじれて映像などが死蔵されてしまうことです。ネットの利用者の視点に立ち、広告収入をサイト側が独占するのではなく、死蔵されている作品を掘り起こし、社会に還元すべきでしょう。 現在のように著作権法に縛られ、著作物の積極的活用の場が狭められているのは著作権者、利用者双方のためにもマイナスです。文化を発展させる面からすれば、非常効率が悪く、付加価値を生み出しにくいシステムです。 法律は現実の世界を前提にしていますので、バーチャルな世界を規制しにくいでしょうが、バーチャルな世界こそ21世紀のニューフロンティアです。ニューフロンティアには現行法とは質的に全く違う法律が必要とされているのです。 ネットの世界には誰もが何時でも何処からでも参加できますので、階級の差を乗り越えさす力があります。ネットの世界では負け組でも勝ち組と同等なサービスを受けることができるので互角に戦うことができます。 ブログの世界ではマスメディアが中央から発信する情報とは違う情報が流れています。21世紀はマスメディアが管理する管理型民主主義からブログ民主主義に変わるでしょう。個人が発信する情報が世界を動かすことになるでしょう。 経済の世界でもネットの世界を活用すれば、発展途上国と先進国と差がなくなります。例えば、インドはネット先進国の仲間入りをしようとしています。パソコンの普及率が高まれば日本はインドに追い越されるかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/10/15 09:07:43 PM
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