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カテゴリ:政治
最高裁が国籍取得に関する「父母の結婚」の要件は違憲だと判断したことを受けた国籍法改正案が、18日に衆院を通過しました。基本的人権に配慮した常識的な判断だと思いますが、偽装結婚が懸念されますから歯止めも必要です。
親子関係を特定させるためにはDNA鑑定を用いるのが最適ですが、基本的人権を侵すことにもなりますから、さらなる議論が必要でしす。アメリカ大統領にオバマ氏が当選したように人種間の差別は時代遅れになっているからです。 日本人は固有の民ではありません。日本列島に住む縄文人に大陸から渡来した弥生人が加わり、朝鮮半島の貴族も亡命、帰化した混血だからです。日本列島という大釜の中で様々なルーツを持つ渡来人がごちゃ混ぜになったからです。 日本人として共通しているのは日本語を母国語として話せることだけですから、日本人は日本語を話せる人だと定義すれば良いと思います。アイヌ民族や沖縄の人たちも本土から隔離されてきた過去を捨てれば日本人だといえます。 生物学的には日本人だと特定出来る遺伝子があるわけでもありませんから、文化的、社会的に日本人を特定すべきです。日本に生まれ、日本で育ち、日本の教育を受けた子供は日本人です。母国でも外国人と見なされるからです。 不法滞留の手段として認知が用いられる可能性はありますが、子供を中心にして考えるべきです。むしろ問題なのは日系ブラジル人などの子弟を日本人として育てられない行政のお粗末さです。日本語も話せない子供がいるからです。 EC諸国間では移動の自由がありますから、移民村が社会問題化しています。アメリカにもメキシコから密入国者が増大しています。初期の移民はあくまでも出稼ぎであり、稼ぐだけ稼げば故郷に錦を飾りましたが、現代は違います。 移民先の国に移民社会を造り、移民文化を育て上げるからです。移住先の国の言葉をしゃべることができず、信仰も違えば当然摩擦が生じます。アメリカでもメキシコ系の多い都市では公務員にはスペイン語が必修化されています。 アメリカは移民の国でしたが、全世界から集まってきた移民は英語を学びましたが、現在ではスペイン語も公的な機関では公用語になっているそうです。スペイン語を話せなければメキシカンに対する公務に支障を来すからです。 黒いアメリカも、白いアメリカも英語を話しますから意思疎通ができますが、黄色いアメリカはスペイン語しか話しません。メキシカンは出生率が高く、多数派に影響を及ぼしていますから、政治家もスペイン語が必修となっています。 それに比べれば日本語の話せない滞留者はまだ少数ですが、学校教育から見捨て去られている子供も少なくありませんから、日系の子供の教育から手をつけるべきです。社会が受け入れさえすればどこから見ても日本人になります。 日本は少子化社会に向かっていますから、外人労働者を法的に迎えいれるべきです。彼らの子供に日本人としての教育を受けさせ、日本人としての自覚を持たせれば人口減も解決します。ローマはガリア人も元老員に加えたからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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