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カテゴリ:人工肛門手術体験
家出人のように荷物をたくさんかかえ
ナースの後ろをついていく。 最近の病院はまるでホテルのようだ。 こちらがあなたの部屋です。 案内された部屋は6人部屋で中央のベットが 自分の場所だ。 同室の患者さんにご挨拶をしてから頼んであった病院服に着替えた。 薄い服だが院内は適度な暖房で、家にいるより快適だ。 着替えてしまうと、自分が病人だと自覚した。 ありがたいもので、向かい側の方が、持ってきすぎた荷物を ロッカーに入れるのを手伝ってくださった。 窓から外を見ると高層階なので、見晴らしがよい。 早く窓際に移りたいと思った。 ベット周りを確認し、一段落したので、ヘビースモーカーの自分は ロビーの2帖ほどの喫煙ルーム(現在はないが)に行き、一服した。 すぐ昼食である。ベットに戻り、あっさりした食事をとった。 忙しい毎日だったのが夢のようである。 昼のテレビなどを見れるなんてまんざらでもないな。 でもやはり現場のことが気になる。 動いていないと落ち着かない。 午後からはカウンセリングが始まる。 スケジュールが立て続けに入っているようだ。 体重と身長測定を行い、現在服用している薬の確認などを 行なった。レントゲンも撮った。 医師による手術までのスケジュール説明を受けた。 心電図と肺活量のチェックが3月13日、明日である。 胃カメラ、内視鏡による腸の検査、その他の検査が目白押しだ。 手術は、18日とのこと。やはり不安になる。 説明が終わり喫煙室に行く。 もう数人と友人になる。ここで得られる情報とかは、 不安な患者にとって結構良いものある。 現に退院後2年、未だに付き合っている程である。 夕飯まで時間が空く。 ベットでのんびりテレビを見ていると息子が忘れ物を 届けにきた。 夜、番頭さんが今日の現場の状況とか明日の予定とかを 報告にきた。ちょっと安心した。 家族も様子を見にきた。元気そうに振舞った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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