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カテゴリ:レース活動
前日特別スポーツ走行
今年は昨年度3位に甘んじたことから絶対的平均スピードを上げるため2台体制のメンバーを総入替で挑んだ2014年耐久茶屋。今まで組んでいた草薙選手、中澤選手はもる組に移り、富士より継続して遠藤選手、佐藤選手にJoinしていただきました。 10月、11月に行われた平日2回の2時間のフリー走行の内、1回目はブリーザ不良によりヘッドからの圧縮オイル漏れがあり佐藤選手が充分な走りこみが出来ませんでした。 2回目はこれらを修復し、練習エンジンでも12秒台が出る状態までセットアップできましたが第2、第3ライダーの予定が合わないため第1ライダーだけの練習であったことが懸念事項として残っていました。 レース前々日、前日のスポーツ走行は残念ながら雨天となり決勝エンジンの確認だけで終わりました。これにより、今回使う決勝エンジンのミッションセット(ネクト筑波スペシャル)と選択したオイル(4CR 0w-30)、そしてギリギリまで詰めて作って頂いた最高のエンジンに自分たちが合わせきれないまま決勝日前日を迎えることになったが今回の最大の誤算でした。 レースレポート決勝前準備 朝のフリー走行は前日の雨は上がったもののまだウェットパッチが残る状態でした。その上これが筑波では1年ぶりとなる遠藤選手に乗っていただいたのですが、リアのブレーキパットが外れる私の整備ミスにより充分な走りが出来ず、一昨年のTOP争いをしていた時のタイムからはだいぶ遅れを取る形で朝フリを終えました。 外れたリアのブレーキパットは何とか手持ちの物が合ったのですが、このバタバタにより最終的なスプロケットのセットをどうするのか熟考する時間もなく結局13秒台しか出ていないロングなセットのままグリッドに付くことになってしまいました。サスセットについても例年同様しっとりしなやか仕様ですが、雨だったこともあり、また事前テストで車高を上げるとタイムは出るもののタイヤへのダメージが強かったのでサス長を215mmのままでグリッドについてしまいこれが決勝中のアベレージに大きく影響してしまいました。 毎年参戦していながら決勝マシンのセットを詰め切れていない、もしくは判断するだけの時間と余裕がなかったのは完全に私のミスです。 レースレポート決勝 10:00分今年はくじびき予選により第2グループからのスタートとなってしまい既にTOPグループとは30秒のビハインドを背負うことになりました。第1グループには、Mガレージ、高橋さんの居るクレバーライト、小城さん、深山さん、大谷さんの居るアルティランが居ます。スタートダッシュはそこそこ決まりましたが路面はウェットパッチが残っているため慎重に1コーナーに入った時には予想通り第1グループで転倒している複数の車両が横たわっています。後続に合図を送りながら第1ヘアピンに入っても転倒車両があります。これは荒れたレースになるなと思いながらTOPを追いますが最終コーナー出口でも転んでいる車両があるなどレース序盤はあちこちで足元をすくわれている車両が多くどうしても慎重にならざる得ない状況でこちらもタイムを上げられません。このためTOPとの差は開く一方でスタート後30分すぎにはTOPの高橋さんに周回遅れにされる状況。前が行けるなら行けるはずとPUSHしますがギアがロングすぎるためか各ヘアピンの立ち上がりで離されます。エンジンはかなり走っているため裏ストレートから最終コーナー、1コーナーにかけては抜かれることはない最高なセットだったのですがそこに合わせすぎたようです。 今回は今までで最長の2時間半のスティントを走ったのですが何とか13秒台が入るようになったのはスタートして1時間が過ぎた頃でした。同一周回でこの時2位だったアルティランのライダー深山選手と絡んでからです。しかしながらミニバイク、そして筑波サーキットに慣れた深山選手にも結局離され単独3位での走行となります。TOPがセカンドライダーに変わって開始2時間で2位に浮上するもののTOPは11~12秒でLAPしているようで差が開く一方です。結局毎年TOPで渡していたバトンも今年は2位で渡すことになってしまいました。 所々の事情により今年初筑波となってしまった遠藤選手に交代し追い上げを期待しましたがさすがにロングすぎるスプロケットと標準セットで低すぎる車高のためか思うようにタイムが上がりません。リアタイヤの摩耗もあり最終コーナーを全開のまま回れない状態では1秒近く遅いラップとなってしまいました。結局セカンドライダーも2位のまま1時間半の走行で、3番手の佐藤選手に変わって頂きましたがLAPされている状態を覆すに至らず2位のままチェッカーとなりました。 総評 筑波の耐久茶屋に出始めて5年、2009年リタイヤ、2010年4位、2011年OPEN総合優勝、100cc9位、2012年4位、2013年3位となり今年こそはと万全の体制で挑みましたが、最終的な調整不足、整備ミス、セッティングミス、パーツ選択ミスにより1位と1LAP遅れの2位という結果となりました。過去100ccクラスでは最高位ではあるものの優勝しか狙っていなかっただけに大変残念な結果となってしまいました。 今回の敗因分析をすると、最高のエンジンを作っていただいたにも関わらず最適なミッションを合わせきれなかったことにつきます。エンジンは毎年ガレージAzの高久さんにお願いしており過去最高の出来でした。その速すぎたエンジンにネクトの筑波スペシャル、特に6速のギアと合わせることが出来ませんでした。また今回ワコーズさんの4CR(0W-30)低粘度オイルでのテストを充分できていなかったことも原因です。というのも決勝前の練習で昨年までのセットでは筑波の最終コーナー進入時でエンジンが吹け切ってしまう(14000prm)事象に陥ってしまいどうしてもロングにせざる得ない状況となりこれがウェットパッチが残る序盤、乾いた中盤でもタイムアップすることが出来ない原因でした。 またサスセットについても、腰高での荷重が上手いライダー2名には215mmというセットは低すぎたため中盤から後半にかけて優勝チームを追い上げるだけの余力がない状態でライダーには大変不満の残るセットとしてしまいました。 来年はチームとともに新しく出るYAMAHA R25の開発とテストに専念すると思いますが優勝するまでは耐久茶屋には挑戦し続けたいと考えていますので何卒皆様のご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ・タイヤ:DUNLOP KR337、KR345 ・電気:POSH スーパーバトルプロブラック ・カウル:RH松島Type5 ・マフラー:ZERO ゼロ・ワークススマフラー ・プラグ:DENSO イリジウムパワー#31 ・エンジンヘッド:ヨシムラ125ヘッドkit TypeR+ハングアウトピストン ・サスペンション:ナイトロンMINI Raceシリーズ ・キャブレター:ヨシムラTM22MJN ・オイル:WAKO’S 4CR 0W-30 ・チェーン:DID 415ER ・スプロケット:サンスター415軽量コンバート用 ・ミッション:NECTO スーパークロス筑波6速 ・ブレーキパッド:ENDLESS Brenbo 4POT用 ・ホイール:ゲイルスピードTypeR ・ガソリンタンク:FACTORY ZERO HISA タンクTZキャップタイプ ・メーターステー:FACTORY ZERO ・三つ又、ステム:TTS製RS125倒立フォーク用ステムキット+RS125倒立 ・ステップ:TTS製バックステップ ・リアフェンダー:キタコ ・デジタルメーター:LAPCOM+NSF純正アナログメーター ・TEC2 内圧コントロールバルブ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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