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サボってました・・・なにかと、バタバタしてたのもありますが。。。
ボストンテリアのトレーニングは終了・・・リモートコントロールで呼び戻しができるようになったんで、まず、犬の安全は今後問題ないでしょう・・・ ここんとこ、ずーっと日曜日に仕事が入り、昨日は50分ほどかけて、またペットショップで購入されたトイプードルのトレーニングに行って参りました。 一目みて、トイプードルではありません。飼い主さんの問題は「犬が歩いてくれない!」「呼んでも来ないで隠れる」「体を触ると嫌がる」という3点・・・「うちの子が超、怖がりで・・・」という問題でした。 話を聞くと、ペットショップで購入してから、ジオリア(腸にパラサイトがいる病気)が発覚。病院で見てもらうと、生後2ヶ月で去勢済みになっていて、しかもペットショップで売られているときに、一度手術をしてたことも発覚したんですって・・・ヘルニアで手術をしてたらしい・・・・ そんなこんなで、犬を飼ってから病院通いが続き、それでも諦めずにこの犬を飼ってこられた方でして、この犬の前にはシュナウザーを飼ってらっしゃって、その犬をガンで亡くされた方でした。 もちろん、今、そのプードルミックスは元気でしたけど、やはり、病院でいろいろといじられた経験があるためか、触られるのは嫌がる犬でした。 私が散歩の様子と、家の中での犬の様子を観察している限り、この犬は臆病ですけど、ドミナントなオスです。怖がりのくせに抵抗が多く、呼ばれると隠れる、歩かせると歩かない、抱かれると嫌がる・・・ま、すき放題やってるだけのわがままな犬でした。 そのことを報告すると、やはり飼い主さんは一度、シュナウザーを亡くしてからというもの、次に飼った犬がまた病気持ちで、死にかけていたということもあり、可愛そうという感情が一番大きかったんです。 私がリードをつけて散歩をすると確かに犬の吠える音や、バイクの音、車の音で固まり、動きませんでした。それよりも、犬が止まることで、家族全員が歩くのをやめるんです。 「あの~、なんで、おたくらも止まるんですか?」と聞くと、「あ、だって、この犬が止まるから・・・」 「いやいや、皆さん、ガンガンに歩きましょうよ!置いてけぼりでいいんです。皆さん、さあ、犬の前を歩いてください!!」 というと、犬はすたこらさっさと着いて来ます!まさに「え?まじで?」って顔した犬が、一生懸命ついて来るんです。ただ、それだけでした。 しばらく歩くと、フェンス越しに大型犬が吠え掛かって着ました。そうなると、この犬は固まってパニックになってしまい、やはりリードで引っ張っても大暴れするだけ・・・とにかく、その場から逃げ出すために暴れ出しました。 私は一旦、家族の方(娘さんと息子さんとおかあさん)に、家にもどってもらい、私と犬だけでその場でトレーニングを開始しました。 犬が吠え掛かるまん前で、とにかく暴れる犬を諦めさせるために、好きに暴れてもらいました。 抱きかかえてマッサージを繰り返し、またパニックになる犬に抵抗・・・それから又マサージ・・・ 15分くらいですかね~、それを繰り返し、犬が吠え掛かりになれたころ、その場から離れて、また、その場へ向かって歩かせます。 数回トライすると動かなかった犬が、とりあえず動くようになり、動くようになるけども、それは逃げ出し作戦で走りだすんです。 走りだしたとたん、また、私はその場を離れ、やり直し・・・ 犬が吠え掛かろうと、リラックスしてる状態できちんと歩けるようになるまで何度もやり直しました。 それから家族の人を呼んで、犬を連れて普段どおりに吠え掛かる犬の前を散歩してくださいと頼みましたところ、走り出すことも固まることもなく、楽にクリアーできました。 さあ、飼い主さんたちは、「なんで????どうやったの????」と驚き、私に質問攻め・・・ 要するに、飼い主さんが吠え掛かられるとテンパッていたし、犬もさらにパニック、、、飼い主さんはそれを仰いでいただけなんです。 犬が吠えかかろうが、大型犬であろうが、飼い主が堂々と、「安全である!心配はない!」という意識で犬をリードしてなかっただけのことです。 と、話をしてから、更に犬のいる場所や音のする場所をガンガンに散歩しました。 1時間は歩いたんではないでしょうかね~。 犬も飼い主さんも適度につかれてリラックス~~~。子供が走ってこようが、犬が前から走ってこようが、皆、立ち止まることなく、普通に散歩ができまして・・・・ 普通に散歩ができてる状態を忘れているほど、わたしらはおしゃべりに花をさかせ、ほとんど、犬のことは無視して歩いたのと同じです。 で、散歩が終わってから、「一度も止まりませんでしたし、問題なかったでしょ?」と飼い主さんに話すと、「あれれ、ホントだわ!!」って・・・・ 今までの散歩は、飼い主さんが犬のことを考えすぎだったんです。怖がってるとか、止まるんじゃないか・・・とか、あっちに行くと吠えられる・・とか・・・ じゃなくって、散歩の時には、他のことを考えてください!と伝えました。道に咲く花を見たり・・・私なんか、散歩中に月末の支払いのことで頭が一杯だったりしますからね~~。 飼い主さんの意識が違えば問題は解決します。 それから体をくまなく触りまくりましょう・・・・抵抗なんかしません。というか、させちゃいかんのです。これも問題なくクリアー・・・ もういっちょ、呼び戻しで逃げる・・・・私は家の中でも犬に紐をつけて置くようにアドバイスして、呼んだら逃げる犬の紐を捕まえて、「カム!!」でたぐり寄せます。 この場合は、必ず犬が動きたくない状況を使います。 疲れて寝てる犬は呼んでも来ません・・・・そういう状態でも来させるんです。 この犬は散歩の後でしたから、バク睡してまして、呼んでも無視してました。 それであたしが紐を引っ張り、呼んだと同時にたぐりよせ・・・ それを2回やっただけで、寝ている犬でも呼べばすぐ私の元へくるようになりまして・・・ また、それで飼い主さんがサプライズ・・・・ 犬のトレーニングはシンプルなことで、諦めるか諦めさせるか・・・これだけです。 どっちが負けるか・・・・ もちろん、犬の抵抗にはこちらが意地になって抵抗し返す必要は全くなく、犬が諦めるのを待つだけ・・・ 一度諦めると、こっちに主導権があることを教えることができます。 そこに注意をして行動することをアドバイスしました。 それから、病弱だったから・・・とか、可愛そうな犬だから(昔病気して。。。)とか、そういうことを引きずらないこと。 犬は生後2ヶ月で体にメスをいれられたことなんて、なーんともおもっちゃいませんって! というセッションを3時間くらいですか、こなして、私の休日が終わりました。 休日ですけど、犬と飼い主さんのバランスを整えたという充実感のある一日でした。 そんでもって、いい飼い主さんでした! 娘さんと息子さんに「お母さんは優しいお母さんですね~」と聞いたところ、「いやいや、うちの母はとにかく厳しい母でした!」とおっしゃってました・・・・ するとお母さんは、「私ももう、歳ですから、なんだか孫を見る目でこのコを育ててました・・・ 息子だと思えばいいんですよね!」って・・・・ そうそう、おばあちゃんメンタリティーは子供にあま~~~いんです。 この家族はもう大丈夫です!! ではでは・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.08 03:23:28
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