2泊外泊した。携帯電話も置いて、着替えもおいて、
昼夜の仕事もほったらかして、行方不明の状態になった。
外泊の外泊という言葉を思いついた。
せっかくホテルを取っているというのに、遊びに出掛ける
なり、民家に泊めてもらうなり、荷物だけ置いて
しまってたりなんかして。
インドのアメーダバードでは、一緒だったイギリス人
が翌朝帰ってきた私を見て、えらく心配をかけてしまった。
このときはついつい、遊びにいったホテルが心地よくて
そちらにも宿を取ってしまい、寝てしまったのであった。
インドネシアのスマトラ島中部の街ブキティンギでも
そうであった。知り合ったインドネシア人にお祭りが
あるから行こうというので行ったら、バスで数時間。
女系ミナカウンバウ族の祭りであった。
結局、イスラム教徒のお宅に泊めてもらったのであった。
そこから数時間行ったところにパダンという街があり、
インド洋沿いに1時間程海岸沿いに散歩していたら、
海に向かって薄青い墓が並ぶ中国人墓地に出た。
神戸の六甲山にも外国人墓地がある。
遺族以外は入れないのだが、高台から墓地を一部見渡す
ことができ綺麗に整備されている。
そこにはモロゾフとか我が母校の創始者ランバス先生
等が眠る。
そして宗派に別れて埋葬されているのだが、なんと
ゾロアスター教まであるのには驚き。
残念ながら現存する世界規模の文明で消えかけの文明
がゾロアスターだ。しかしいまだインドの2大財閥タタ
とビルラはパースィー(拝火教)と呼ばれるゾロアスター
だ。
ゾロアスターの神はアーリーマズダだ。
マスダから車のマツダの由来(松田さんでもあるが)で
あると聞いたのは、イランのペルセポリスであった。
先日2年ほど前にオープン(移転)した安藤忠雄建築の
兵庫近代美術館でアレクサンドロス大王と東西文明の交
流展という興味深い催し物を見に行った(チケットはオ
ークションで購入)
そこにも、ダリウス3世率いるアケメネス朝ペルシャ
の首都ペルセポリスが出てきた。
また、散歩に行きたえと思った。
アジア映画
最近香港に行ったからではないが、インファナルアフェア
という香港映画見てから、一人でなかなか香港映画に流行つつある。
その関連という訳ではないが、韓国映画で南北問題を題材
にした爆発的ヒットした「シュリ」と「JSA」を観た。
銃撃戦のアクションは資金力にモノを言わせたハリウッド
映画に任すがよいよシュリ~という感じであったが、JSA
はなかなかほんわか(の筈はないけど)な感じがして
観ながら「なかなかこの映画は好きだな」とつぶやいた。
そういえば、イランのキアロスタミ監督の「友達の家はどこ」とか「運動靴と赤い金魚」ほのぼのして良かったねえ。
そういえばフィリピンはなかなか映画のお盛んな国で
劇場にいくと、皆がキスシーンでは冷やかし、ピュー
と口笛を鳴らす。悪人が後ろから迫ってきたら、主人公
に向かって観客は「うしろーうしろー」と叫ぶ。
いやあ映画観てる人ってほんとに面白いですね~