エスカレーターには、若い女の子がけなげにも右側に立っていた。(関西では左側ははやく行く人、関東の逆)。後ろから急いで左側を駆け上がってきたおばさんが、その女の子の後ろで止まってしまった。悲しいことに、その女の子は、やたらめったら横幅の異常に広く、エスカレーターの幅の4分の3を占めていたのであった。
おばさんもきっといろんなことが脳裏を掠めたであろう。「ドケ~」から「なんて哀れな」から「まあ私も数秒じっとしてたらエスカレーター上にいくことやし」から「後ろでつかえてること気がつかないのかな」とか考えたことであろう。
悲しい光景であった。
最近新しくできた公共ベンチとか見たら何となくむかつきますね。ステンレスパイプにお尻を置くだけのものや、必要ないのに一人一人のスペースを確保するための肘掛がついていたりなんかして、役所はオブジェをカモフラージュして、ベンチで眠れないように工夫しつつある。浮浪者追い出し対策だ。街は徐々に不寛容になっていく。
http://www.elrosa.com/tisen/70/70476.html
親父は、酒が弱かった。夕食にちょっぴり飲んではいたが、基本的に何かの飲み会に出かけると必ず、駅のベンチで寝てしまうという、スリ御用達専科の見本のような人であった。ベンチが3つに区分けされると、もう眠れない。
くたばれハリウッドとラスベガスをぶっとばせを観た
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