朝、何度も携帯に電話が鳴ったようだ。まだ熟睡していた私には、携帯の意味するところが不鮮明であった。
今日から仕事始めであることを、今日知った。そこから家路を出るまでの私の行動は約5分である。勿論、靴下も履いた。
仕事始めは、私だけが概ね昼からであり、こっぴどく齢30代にして高校生並に叱られた。私の頭の中では、まだ日付変更線の向こうから戻ってきてなかったのである。
これを世間ではオオボケというが、私もそう思う。
思ったより寒いと感じる日本のガラ空きの電車の中で、風邪をひいてはなるめえと思いながら、風邪をひいた人のことを思った。製薬会社とは、凄いお金をかけて研究開発し、世に薬を生み出す。しかし、誰かが風邪をひかなければその薬は必要ない。アスピリンや抗生物質等、副作用のほとんどないものや人類を救っていく薬を開発しながらも、需要がないと会社も困ってしまうというのは、因果なものだなあと思う。そして多重人格とか、新しい病名が生み出された瞬間に、その病名の患者が増える、そしてまた薬が開発されるという医者製薬会社のマッチポンプ的な世界も大変なものだなあ。
歯もコーティングすれば虫歯にならないし、半永久的な電球も技術的にできるというのに、そういったことは、自分の商売の首を絞めることになるのでしないというのも、まあ仕方ないことなんだろうか。
そういえば、薬ついでに書くが、先日行ったバンクーバーであるが、ここはオランダは別にして、なかなかの自由都市であった。バンクーバーのチャイナタウンにコマーシャル通りというのがあるが、そこには、ついにマリファナ販売で現在注目を浴びている「ダ・カインカフェ」というのがある。バンクーバー市警が市側に同店に営業免許を与えないよう要請してていたが、市当局側は同店に営業免許を与えている。この店は警察により、大規模な手入れが行われ、オーナーが逮捕されたが、翌日には営業を再開している。確か、市長は、個人で楽しむなら煙草より害のないこんなもの許可したらいいじゃん、という考え方の様である。他人の迷惑がかからないようであれば、個人の健康や自由まで国が管理するのはなんだかなあという観点から私は賛同するなあ。
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