何を隠そう、私は、超極秘ルートで青いパパイヤを仕入れた。昔、「青いパパイヤの香り」という映画を見たことがあるが、そのパパイヤである。熟したパパイヤはパパイヤシェークにすると美味なのであるが、青いパパイヤははっきりいってタイの代表的(勝手に)おつまみであるソムタムしか思いつかないのが、タイ通なところである。
早速、ソムタムを作る。
パパイヤの皮は、素手で剥くと、山芋の如くカイカイ病になるので(それだけでなく体にも良くないといわれているので)しっかりゴム手袋をハメテ、皮を隈なく剥く。
中身は、カイカイ病になるかも知れないが、体には悪くはないらしいが、手袋を外すのは面倒なので、そのまま千切りにする。そのまえに2つに割っておいて(4つでもいいけど)中の種を穿り出しておく。
私は、ロイヤルエグゼクティブなので、(以下「RE」と略す)フードプロセッサを持ち合わせているので、凡そ15秒足らずで千切りが完了する。その後、フードプロセッサの容器を洗うことを考慮しても凡そ3分である。しかし私がかつてただのエグゼクティブだった時代は、百キンの手動大根皮むき器で剥いていたので、凡そ25分の雄大な時間を要した。(参考までに申し上げると、私がかつてスーパーロイヤルエグゼクティブだった時代は、パン焼き器や食器洗い乾燥機それに臼や牡蠣専門ほじくり棒及びナイフを持っていたが、それはここで自慢する程度にとどめて置く)
そしてここに干しエビと赤いトウガラシと切り刻んだピーナツと生インゲンに適当にレモン汁と砂糖とタイの醤油ナンプラーを入れて、適当に混ぜあわせたら出来上がりだ。RE所以に私は、常に、ナンプラーを常備しており、既に賞味期限は1年前に過ぎてはいるが、REにしては珍しくエコロジストでもあるので、もったいないという言葉はおくびにも出さず使用し続けている。勿論、来客があるとするならば、賞味期限の打たれた文字方向は常に私の方にある。
REではあるが、少し食べ過ぎて、お腹が痛い状態である。
ソムタムはもともとラオ族の食べ物で、タイでは貧しい地域であるイサーン地方(北部)の郷土料理でもある。それにしても、日本のタイ料理屋ではメニューに書いていてもなかなか置いていないのが現状である。
REなので、昔は、タイのファランポーン中央駅横の川っぷちのゴザを敷いている道端で、ソムタムと訳の分からない赤酒を飲んだものである。
こんな感じかな
そんなこというて贅に入っており、今日も平穏に終わろうとした23時55分、警備会社より電話が入り、事務所荒らしにあったということで、50キロ彼方の事務所まで愛車で時速50キロで走り、警察の事情徴収を受け、2時間もなんやかんやして、50キロ彼方の自宅まで時速120キロで帰ってきた。あーねむ。4時43分。