何を隠そう、実はこれも国家機密に近いA級情報なのだが、車検で車をディーラーに持っていくため家路を急いだ。堕落である。かつて日本製真っ赤なポルシェに乗っている時は、直接車検場に持っていき、車の手続きの詳しい知人に5,000円を握らせ、4万円程度で車検を通貨させたのであるが、今回は良く分からないが重量税という重税だけで既に5万円を突破している。新たに加わったリサイクル料金まで2万円である。自賠責さえ3万円である。あの真っ赤なポルシェ時代が懐かしい・・・。そんな訳で涙した。歓喜の涙ではない、暴力(的税金や車検代ぶったくり料金)の涙である。
「それから少しみましたが、こことことこことここにヘコミや傷がありますね、一緒に確認しますか」と言われたが、「ああ、そうですか。じゃあ見積もりだけしといてください。」といって早々に立ち上がり、おもむろにトイレに寄って、店外に出た。用事は3分で終わった、シブイ!渋すぎる。
そのあと、何を隠そう、半年に1回同じようなことを書いているのだが、そのまま車を預けて大丸に行った。7月に入って都会を歩いていなかったので、人々の私服の代わりように驚いた。原色が目に飛び込んでくる。世の中の半分以上が女性のような気もしてくるし、世の中女性の方が元気なのだなあという気もしてくる。急いで大丸ポイントカード1年分毎月1万円積み立て合計12万円分プラス利子1万円分を受け取り(凄い利率である)いつものように、いつもの背広コーナーに行き、速攻で兄ちゃんにつかまり、急いで挑発に乗り、3着も見本を出され、申し分なく一番安いのをオーダーしたが、サイズがなく、2番目に安い背広に決めるまでの所要時間が3分であった。3分で48000円も消費したというのに、まだ兄ちゃんは何かを売りつけようと、私の背中に見え隠れするネギを見ている。ベルト・・・カフスボタン・・・そんなのいらねえよ、ベルトは1本持っているし、カフスボタンは2つ持っているが、今まで使ったことは1回しかない。うちとスワロフスキーとの提携商品ですなんかいいながら何故か500円のカフスボタン、安いやん、でもいらない。いかンイカン、私は売り込みに非常に弱いし、騙されるのも非常に得意なので、一目散に退散し、数件となりの靴屋に。靴屋に入ってウロウロしていた店員さんに、いつもの夏の言葉を発する。「靴下貸してください」その次は「これ履きます」といって足を入れた瞬間に「コレにして下さい」速い!時速90キロぐらいで決めた。店員さんもその速度についていけず、思わず「左足も履いてみますか」と聞いてきた程だ。
夏なのだなあと思う。何故かしかめっ面して雑踏を一人歩く自分が惨めな気がした。かつてトイモイ氏は、風呂の時間が長く、時に朝まで入っていることもあった。風呂に入ると雑誌を読むのだが、何故か雑誌の端が水没していくのである。雑誌が可愛そうである。ページが開かなくなった雑誌は既に10億冊を超えるという。大抵は翌日パリパリになった雑誌を再度風呂に持ちこむのであるが、疲れも日増しに高まり、雑誌の2ページを超えた所から意識が突然消えるのである。湯が冷たくなる前に浴槽から出てくるようにと、内閣調査室ではコメントがなされていたことを思い出しながら歩いていた。ここ3年は温泉等以外では浴槽に漬かったことがほとんどないというレポートもあることは、フォーユアアイズオンリーである。
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ヘルシンキサウナ・・・またイキテエ・・・