戦後60年。昔から、不思議に思っていたことがある。無条件降伏したときに、各地でテロや反乱が起こらなかったのかということである。一部将校が、玉砕放送を録音したものを何とか奪い、放送させないという動きが失敗したことはあったが、その他ほとんどの人はどうだったのだろうか。
飛行機がビュンビュン上空を飛んでいる中、竹やりでエイヤエイヤやっている姿にを子供心に、「こりゃ負けるわ」と中学校の時の先生がいっていた。当時、大本営の発表とは裏腹にほとんどの人が、もう負けると思っていたのであろうか。
この世にはほんの少しのオリジナルと大多数のコピーが出回っているが、コピーがオリジナルを越えることはあっても評価されないんだなあ・・・。でも、自然界では、擬態というのがあって、本物をみてもへえ~で終わりだが、木の枝に擬した尺取虫や、周りの色に合わせたカメレオン、目玉模様の蛾・・・・生きるための騙しのテクニック、知恵だろうけど、人間からみたらホホウと本物より感心される。
今、15年ぶりに、文庫で「アメリカの鱒釣り」が出たので、
リチャードブローティガンを読んでいる。当時のヒッピー達のバイブルである。当時は、私もかぶれてバロウズやギンズバーグやボウルズやケルアック等読んで遅れてきたヒッピー君を演じていたような気がする。勿論、例に漏れず、あまりストーリーはなく、数十の文章で隠喩などを散りばめ、多面的に何やら書き綴っていて時空を越えているので、読んでもちゃんと分からなく勝手に解釈できるところがまあまあいい訳である。
(なんか、廊下で峯富士子の人形落ちてた)
今日の晩飯はレトルト。
でも バナナの葉でめしを食う私。(バリ島)