玉手橋 駅を降りたらすぐに玉手橋、玉手山遊園に行くためにわざわざ架けられた由緒ある橋で、橋の麓では、女子高生が優雅に煙草をくゆらせていた。
玉手橋、有形文化財第一号(ただし吊り橋として)。石碑を読んでいるのに石碑の前に座っているご老人は全然退いてくれる気配はなく、2割程度は判読不能であった。
車一台通れるかどうかの道を潜り抜ける。この先に日本第2、関西で最も古い遊園地があったところを目差す。本当にこんな道から遊園地があったのか、摩訶不思議である。途中で、立ちこぎのおばちゃん自転車に抜かれた以外に人通りなし。
玉手遊園入口に着く。なかなかスイーティな感じで、草刈りのおじいちゃんが一人いるのが見渡せた。明治41年創業、1998年頃閉園のこの遊園地、最寄り駅から15分、駐車場ほとんどなし、というシブイ状態のままだが、奈良時代には行基、豊臣時代には、戦の要にもなったと書かれていた。
遠くの山肌に仏舎利のようなものが見えた。
近くにセスナもよく飛んでいる、多分、
八尾空港が近いからであろう。
スカイトリップも楽しめるようである。デートにいかがですか?と老婆心も働く。
おもちゃ歴史館は大変な賑わい、入場者数1名。 見学時間3分。
展望台から大阪平野を一望。感嘆度、ぉぉ、程度。ようやく展望台で直射日光に当たりながらサンドイッチを食べている人間(老人)に出会う。
いろんな乗り物の残骸や看板の残骸が散りばめられ、カックイイ。「今日はおやすみ」と札がかかっているが、明日もお休み、あさってもお休み、永遠にお休みだと推測された。
寂寥を楽しむことができた。それにしても汗をかいた。邂逅・・・
帰りは最寄り駅近鉄「道明寺」駅前の喫茶店で、汗をぬぐうことにしたが、喫茶店がここ1件しかなく、競争原理が働かない為、未だにアイスコーヒー430円。トドメであった・・・