15年ぶりにシンガポールのインド人街に行った。
長い旅行をしていた頃も感じていたが、タイなどにいると帰ってきたという感じがするのだが、インドにいると凄く遠くに行った気がするのは何故か。
シンガポールの歴史は1800年代からになってからである。ラッフルズが侵略してくるまで、百人そこそこの寒村に過ぎなかった。その時に同行したインド人もいて、中国人と同様に職を求めてこの地にインド人もやってきたのである。
・・ラッシーにターリー(大皿)を食って、外に出ると、リトルインディアの道端の道端というところにインド人が密集していた。更に密集しているマーケットを抜けても、まだインド人達。それも男達のみ。そしてどこのキャッシュディスペンサーでも、何故か長蛇の列。インド人的に、自分の番が回ってきたらノンビリ、機械を押していた。
ホーカーズ(半屋根の屋台群、建物の中にあるのはフードコートと呼ばれる)では、シク教を含むインド人が、キングズフィッシャーなどのインドビールを飲んで賑わっている。ギロリとした目が光る。
この地域はインドではあった。しかし、ここは、リークワンユーの国であり、華僑の国である。独裁政権であり、徴兵制もある。言語統制も厳しい、管理都市国家だ。多くの政治犯が投獄され、国外に追放されている。それを我々があまり知らないのは、報道規制は厳しいからだ。(非政府組織(NGO)「国境なき記者団」によると、2004年のシンガポールの報道の自由度が調査対象となった167の国・地域で147位と極めて低かった)
政治も、野党などを当選でもさせようなものなら、国から様々な嫌がらせを受ける。
ガムは売っていない、ツバを吐いたりゴミを捨てたら1000ドルの罰金、そんな僅かな緊張感も、インド人街で始めてくわえ煙草をしている人を発見して、少し和らいだ。
(更に、夜中の2時頃に散歩していたら、またくわえ煙草の通行人を発見した)
帰国して2,3日たつというのに、脳が何かを蘇らせたのか、まだ懐かしい臭いが時々通り過ぎる。
従弟に女に子が産まれたと連絡が入った。
酔うとたちの悪い奴で、仕事もロクにしない奴だが、産まれた時から知っている奴がそうなったとは感慨深いものだ。
今日のほのぼのニュース
首相公邸の前庭に麻薬原料植物として麻薬取締法で栽培・所持が禁止されてい る毒キノコ「ヒカゲシビレタケ」が自生していることが分かり、13日午後に除去されることになった。 問題のキノコは小泉純一郎首相が12日朝、首相公邸を出邸する際、前庭のシラ カシの根元に生えているのを発見。「食べられるのかね。毒キノコ? 東京でキノコか、面白いね」と珍しがり、面会に訪れた三村申吾青森県知事にも「官邸にキノコが生えてんだよ」と宣伝していた。 (時事通信) - 10月13日