どこでもペタリと座る若者が増えてから久しいが、かなり足腰が弱まっているのであろう。座るのは勝手だが、満員電車や、人通りの激しい所で邪魔になるような所で座っていると、蹴り上げたい衝動に駆られる、が、私は、一応、紳士でもあるので、しなやかにかわしていく。
時々、暴走族が、車で暴走して、どこかに突っ込んで死んだとかいうニュースを見ると、私は、紳士なので、とてもすっきりする、というか、ざまあみろと、心大きく思う。スピードは快楽であるのは、私も紳士なので、分かるが、爆音や蛇行運転は、私が紳士ゆえか、殺意をもよおしてしまう。
それでも、最近、暴走行為は減らなくても、暴走族は減っているそうなのである。族の規律や、優劣、階級が堅苦しくて、縛られるのが嫌な若者が増えたかららしいのである。
これでは、有事に軍隊を組織してもへなちょこであろうし、どこにもレジスタンスなど生まれそうにない。なにごとも力がなく、いいなりになり、右翼以上に右傾化して、右翼の主張は滑っている。
そういえば、前にも書いたが、日本は、欧米のまねをしてきたが、これは近年のことではなく、昔から、朝鮮や中国のマネをしてきて、何でもありがたがって輸入してきたのだが、纏足と阿片だけは文化輸入してこなかった。当時、日本は、大国清が阿片漬けになり、欧米にけちょんけちょんにやられたのを見て、ああはなるまいと、阿片を専売制にしたり、大いに働きかけがあったのだが、よくいわれるように、昼寝の習慣のないこと、生真面目?な日本人気質というのと、貧乏暇なしというのがあって阿片にはそぐわなかったのでろう。
やっぱり日本人には、特攻隊に使用されたアッパー(アンフェタミン)系のヒロポンが気質にあっていたのであろうか。
でも、最近のだらだらぶりをみると、日本ももうダウン(メタンフェタミン)系がぴったりになってしまうのだろうかと憂国するのであった。