映画「ブラックレイン」の工場シーンがあったが、こういう写真の感じであった。実際はあれは、大阪市大正区での撮影であったが、これは堺は浜寺近くの画像であり、高速道路で空港に行く途中で見られ、見ると、いつもワクワクしてしまうのは、近未来のイメージがあるからなのだろうか。
海外旅行といえば、先日、私は、大変親孝行でしかないので、母親に、ハワイ旅行などをプレゼントしてやるといった清水の舞台から飛び降りる覚悟で提案したのだが、「ハワイは興味ないわ」と言われ、計画は敢え無く挫折したどころか、イギリスに住む妹経由で伝えてもらったので(インターネット、メールってすごいね)、俄然、妹が悪の触手を伸ばし、私が代わりに行くわと意味不明魑魅魍魎叱咤激励罵詈雑言言語道断の言葉を発している。
さすが、女同士、私と親はたかだか20キロ程度しか離れていないのにほとんど連絡もしないのであるが、妹は、12000キロ離れているというのに、空間を越えて、1回0.1円程度で、メールで会話し続けているのである。私など、仕事で、隣の人にさえ、メールしたりなんかして、おまえ、話せよ、と呆れられる次第なのである。他の人に聞かれたら困るからメールしてるんだぜ。
では、60を越えた母がハワイに興味がないのは、仕方ないとして、それはともかく、昨年、大学山岳協議会OB総会のようなもので、世界の秘境談義になった時、ある40代後半のオヤジが、秘境云々言い出すので、私の同級生は「もう秘境なんかないですよ、トイモイの母なんか60歳越えてて、チョモランマ(エベレスト)のベースキャンプまでトレッキングしている時代ですよ」といい、飲み会の雰囲気を盛り下げてくれた。
数年前から、沢登りに凝っている母をそろそろ止めて欲しいと、少し切に願う不健康な私であった。
どこか海外の山にでも連れて行ってあげるしかないのであろうか。母はモンブランやアイガーは行ったので、ボルネオの東南アジアで一番高いキナバル山かキリマンジャロくらいか・・・なんて、私は親孝行なんだろう。え?それより毎月お金入れたれやって。私の家計もファイヤーリキシャーなんだ。