ふと、飲み会の席で振り返ると見事なまでに白のYシャツの人々であった。それはそれでよかった。
私が持っている白いYシャツといえば、葬式用のものと、バンコクで作った100パーセントシルクのものだけだ。後者は首周りが順調に太ったので格好よく第一ボタンが届かない程度である。
でも皆いろんなものを重くも背負って生きているんだ。私のように背負っているものはせいぜい借金程度というノー天気な奴もときおりいる。
統計的には10年前に消費者金融なりカードローンを組んだ人の8割がいまだに組んでいるというのである。10年では抜け出せないのである。いや、いつ抜け出すというのですか。
300万円で楽しむというM氏の本もでている。でも考えれば貧乏が楽しかったのは、今だけだからという妄想があった訳だし、貧乏を楽しむ程度の貧乏であった訳だ。貧困を体験したことはないけれど、アジア各地で貧困を見てきた。楽しいはずがないよな。
スローライフは信じられねえな、ロハスも良く分からないなあ。でもマニラの海岸通沿いに走るロハス通りなら知ってるぜ。それぐらいが私の自信だよなあ。そこにはカジノなんかがあって、勝った相手を地なまこで探す娼婦がいたりするんだよなあ。その目が真剣で怖いんだよなあ。その前にオケラなんだよなあ。
そういえば、書店にいけば真っ先に文庫本の新書のコーナーに行く、あたりまえだが、そのほかの本は高いのでもったいないと思うのだ。高そうな本でも文庫本になりそうか、それは内容的にすそく古くなってしまわないか吟味して、今しかないと思う時だけ単行本を買う。そんなこというてこの未読の本どないしょ。買い物症候群やねえ。あーストレス・・・
オゲー、オゲー、スローリー、スローリー、シーミー、フィールミー、タッチミー、スモークミー。