スマイルの著者はほとんど契約条件の悪さで印税がなかったらしいな。
昨晩、飯食ってから、歯が痛くなってきた。
歯が痛くて、夜中に何度も目が覚めて、人生が嫌になった。もうこのまま死んでもいいかと思ったぐらいだ。
前にも書いたけど、おじいちゃんのことを思い出した。
おじいちゃんが死ぬ日のことだった。
そのときって,痛みはあるのだろうか。だんだん、呼吸が減っていくんだけど、多分死ぬ痛みはなかったような気はする。ボケてたけど、老衰だ。(医学的に老衰という言葉はない)
でも死ぬ日でさえ、おじいちゃんは、歯を抑えていたんだ。母は、枕元にておじいちゃんに聞いたんだ。
「歯が痛いの?」
おじいちゃんは頷く。歯が気になるみたいだ。
「今から歯医者行く?」と母は尋ねる。
おじいちゃんは、イヤイヤをする。
あと数時間でおじいちゃんは死ぬのに歯を気にしている。歯が痛いらしい。
仕事を抜けて歯医者に行った。
麻酔を受けたが、効かない。麻酔に強いのか、体性があるのか、麻薬中毒者が麻酔に効かないことを思い出した。2回目の麻酔の注射をしてもらったけど、それでも効かない。
3回目の麻酔ようやく何か効いたような気がして、述式開始。
虫歯ではなく、加齢によって、歯肉が空いてきて、そこに毒素が入ったようであった。すぐに治った。年をとったと思った。
飯はもっとあとにしなさいといわれたが、すぐに飯を食った。味さえもなかったが、気がつくと、パンをいっぱいこぼしていた。情けなくなった。