先日、結婚式に出席してきたのだが、チョトダケドリンカーの私としては、幾つかの結婚式に出席したが、結婚初夜というもの、ヘベレケ状態で、ただただ死んだように眠るだけというのが、残念ながら正しいところなのである。または、若い頃は無粋にも皆で酒を持って部屋まで押しかけて邪魔をするといったものであった。
パターン1後輩Kの場合・・・新郎K君はもうヘベレケで前後不覚。それでも、ホテルの部屋に数人で押しかけ、勝手にドンペリを注文し、更に飲ますと、新郎K君は、見事本日3回目の嘔吐。もうあれ以来、奥さんは我々に会わない。Kにも会わせないように細心の注意を払っている。僥倖である。
パターン2先輩Mの場合・・・新郎M氏は、早々にヘベレケになり、3次会中に眠ってしまったので、残された我々は、新郎新婦の泊まっているフロアに泊まり(新郎の金で)、勝手にドンペリを2本頼み、ドンチャン騒ぎであった。
パターン3後輩Sの場合・・・特に憶えてないのだが、翌朝会社に行くのに、そのホテルで気分が悪くなり、私自身が吐いたことだけは憶えている。
パターン4私自身の場合・・・起きたら、頭はガンガン、何故かまだ背広を着ていた。でも靴と靴下はちゃんと脱いでいた。
・・・さて先日の2人はどうなったのであろうか。老婆心ながら、カフェや食事に行った時は女性を奥に座るように基本的アドバイスをばしておいたのであるが。
自信のない男は働く女を嫌う・・・まあ、そんなことはどうでもよくて、先日のスターバックスにて。若者の中に、70歳ぐらいの仲の良さそうなご老人ご夫婦がコーヒーを飲んでいた。
フト、おばあさんが、周りを見回し、おじいさんに行ったのである。
「ねえ、あなた、奥の席に座っている男性はあなただけですよ」
「おお、嫌かね」
「そりゃ、嫌ですよ」
おじいさんは黙って、テーブルの上に置いてあるコーヒーを入れ換えて席を立ったのであった。
その老人夫婦が帰った後にその席に来たのが、韓国人カップルの旅行者であった。男性が奥に座ろうとすると、女性が腕を引っ張って、韓国語でプンプン怒って文句を言っていた。そのまま、男は黙って手前の席に座ったのであった。
世界は変わってきたのである。
帰りに満員電車に乗ったら、ウォータービジネスの女性の真横になった。その女性がガムを噛んでいるのである。別にガムを噛むのは勝手だが、その女性は口を開けながら、クチャクチャ音をさせながら噛んでいるのである。それが、やたらだらしなく見えて不快になった。音を立てて食べるな!と怒りつつ、本を閉じ、目を閉じると、噛み続けるのも疲れるのか、少し休憩してキュチャクチャ、クチャクチャ、小さくクチャクチャ、大きくクチャクチャ・・・クチャクチャ・・・何だか、とってもいやらしい気分になってしまったことを告白しておく。