8年ぶりにではあるが、東大阪市の荒本に出掛けた。数ヶ月通ったことがある。前市長が汚職で逮捕され、いろんなバブリーな計画が頓挫したのだが、役所の移転、カルフールの誘致は終わっていた。当時は
府立図書館しかなかった。それもぽつんと巨大な図書館だけがあり、文化的とは言いがたいものであった。
この辺りは、十数年前まで、トラックターミナルなどの工場地帯で、地下鉄も延びておらず、陸の孤島であった。今は、マンションも町工場の間に建ち始めたのだが、まだ人気がない。車社会ゆえか?
新しくなったバブリー役所の最上階に行ってみる。何故か、景色を見ながら、弁当食べてる行儀の悪いカップルが2組もいた。生駒山が見えるのである。
学生の頃、まだ中央線の終点が長田で、近鉄がつながっていないときに、10数万円するゴムボートをメーカーまで買いに行った覚えがある。まさに、倉庫だらけという印象だったのだが、それはいいとして、公園があり、子供ぶりにぐるぐる回転する鉄の乗り物に乗り、調子に乗って回りすぎて、子供時代でもやらかさなかった失態を披露してしまった。ゲロを吐いた。
東大阪市・・・デジャブではない。
あ、そういう映画があるんだねえ。舞台は、ペルーだったか。
ペルーにまだ行っていない。ペルーといえば、フジモリ大統領を思い出す。いろいろいわれているが、年間7000パーセントのハイパーインフレを抑え、インディオの教育に重点を置き、3000校の学校を山間に作り、非識字率を半分以下にし、全国の下水道などのインフレを整え、テロリストを制圧して治安を安定させたという功績を持つ。
東大阪市は、日本共産党が与党の自治体
東大阪市は近年、人口が微増している。特に老人人口が増えている。というのも、奈良県奈良市の学園前や生駒市に住んでいた人たちが老後の生活を東大阪市で望むケースが増えているからだそうだ。都心回帰もどき現象だろうが、大阪市内までいかず、東大阪市で停まっている。(東京以外に都心回帰はないのだが)その理由はどうも不動産の価格と、物価になるらしい。それと土地勘である。東大阪市も再開発などで結構、町並みも少しずつ変わっているとはいえ、大きくは変わっていない。奈良市や生駒市、生駒郡に住んでいる人の多くは、昔、東大阪市に住んでいた経験者が多いらしい。そこで、懐かしい昔に住んだ町に帰ってくるのだそうだ。多いのは、九州出身や四国出身、中国地方出身、北陸出身で、大阪に出てきた当時、家賃が安く、大阪市内に利便のよかった東大阪市に住んだ人たちで、ある程度、収入が増えてきたら、マイホームが欲しくなって、地価の安い奈良市や生駒市のニュータウンに引っ越していった人たちだ。年金暮らしとなると今までのように贅沢な暮らしは難しいし、どこに行くのもタクシーというわけにはいかなくなる。そして、医療も整っているし、物価も安いし、平坦で自転車で簡単に買い物にいける東大阪市に戻る決意をするらしい。
それに、東大阪市には結構な数の大学がある。近畿大学、大阪商業大学、大阪樟蔭女子大学、東大阪大学・・・そんな訳で、歩けば分かるが、若者と老人が多いのである。
まあ、そんな訳で、かる~く、東大阪市のお勉強ご紹介の時間を終わります。