そこには、「のじりこぴあ」があった。自然がいっぱいの総合レジャー施設と銘打ちながら、実はケロケロ共和国の牙城なのである。恐怖であるでケロ。
野尻町(のじりちょう)は、宮崎県の中央部にある町で、お尻の中心部にある訳ではないでケロ。「一度は行ってみたい町、住んでみたい町、住んでよかった町」を掲げ、また、『フロンティア精神高揚実践の町』を実践しつつアルでケロ。まるで、スローガンが北の朝鮮のようであるでけろ。
ケロケロ軍団は、高千穂峰を見晴らす事前の中、親子三代で楽しめるという趣向にも関わらず、世界中に散らばった若蛙が帰ってくることを願っているのである。それがケロケロ共和国の知られざる実態なのであるでケロ。
そうはいっても、お決まりの、日本の観光地でシラケル程、共通語までに浸透させた「無事かえる」闇実行委員会もここにあるのであるでケロ。
世界中の最新技術と、最先端の思想を持ち帰り、宮崎の中心から虎視眈々と世界を買えるようにど根性カエルするのであるでケロ。
よかったわ!英語でいうと新鮮だね!え、ローマ字?ケロケロ。
さて、気を取り直して、とりあえず、キレイなお尻を齧りに出かけるのである。
しかし、野尻だからって美尻はないだろうと、思うのは、人類ばかりだけでなく、きっとカエルも呆れると思われる。おまけに、即席で作ったとモロばれのマジックインキによる看板である。
なんだかさー、こんなに両尻が離れてればさー、なんだか、美しくないくなくない?あなたにとって美尻とは何か?というか、びじりと、パソコンに打ち込んだら、一発で、ためらいながら美尻と漢字に変換されるところが、何故か不思議に思う。
笑売繁盛ですか、あまり笑えない。こんなんで笑えば、関西人が廃るというものである。とはいいつつも、関西からわざわざ来た価値はあったように感じるのも事実である。
なんとなく、このおばあちゃん見たことあるような気がする。もしかしたら、カエルを束ねる親分かも知れない。中に入ったが、特に買うものはなく、3秒程度で外に出てきたのであった。
もちろん、ケロケロしたり、美尻を見せたりしてふざけたり真面目なフリばかりしているわけではなく、由緒正しい風景をも見せているのであるが、水車かなりでかい。でかいけど、誰も見ていないところが、まあまあ味噌である。
のじりこらんどの一番奥にひっそりと隠れるように遠慮がちにしかし威風堂々とした建築物が鎮座しており、それが、シルバーセンター野尻町歴史民族資料館なのである。
まだお昼になったばかりだというのに、大人数の観光客が押し寄せ、入れない程である。昨日は6万人、今日は私で5万人目である、といっても、5万人中、3万人は母親1万人とその息子2万人である。
私が、まあまあ興味を注がれたのが、当時の人々の生活の様子というか、人形であった。
質素な生活をしていたことが伺えるというか、お母さんの顔が怖い感じがした。
キッズレーシングコースも、大変盛況で、多分、待ち時間は2時間-2時間ぐらいかと思われた。エンジン音が山をこだまする様子が想像された。
キッズ遊園地もカエルの応援があるのか、かなり盛況な感じであった。
勿論、野尻の少女ハイジもいて、それは、羊であった。
ハイジ牧場は、広大な敷地面積を誇り、上記のように、トラックでしか干草を運べないほどであり、2つ前の写真でも証明されているように、5メートル四方ぐらいあるのである。単純計算しても25平方メートルなのである。
直ぐ近くには、足の散歩道なるものがあるのだが、いくら探してもないのであると思いきや、
裸足で歩けって、これ、多分、痛いよ。ツボではなく、刺さりそうだよ。
これは野尻商店街のシンボルマーク。
とにかく、親子三代で楽しめるレジャー施設であり、単身中年男性でも、まあまあ楽しめるというか、一人でブラブラ来ている人なんかいないのである、というか、関西から来ているなんて口が裂けても言えないわ、と思うのであった。
帰るのボスが、口から水をよだれのようにジャバジャバ出しながらも、来た時はウエルカムで手を振っているように見え、帰る時は、バイバイと手を振ってくれているように見えるのは、そういう装置だからか、私の錯覚か、私の旅情か、私の失格か、私の愛情か、そのあたりは、不問にしつつ、先を進むのであった。
2008年宮崎旅行
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