何を隠そう、私はドバイに行った事がない。ドバイまでのエアチケットをくれて、宿泊料を無料にするということなら、頼まれなくても行ってみる。勿論、昔話になるが、ほんの20年前、アラブ首長国連邦の7つのうちのひとつでしかなかった。今でも、アブダビはドバイを弟分のようにみている。
2002年を機に、大バブルがはじまっている。85パーセントがガイコクジンであり、ビジネスチャンスが転がっているという。イメージ戦略に成功したのか、ドバイに金があり、金が金を呼んでいる状況である。世界唯一の7つ星ホテルバージアルアラブ、人工島ザパームにザワールド、ダンシングタワー、世界一の高層建築物ハージュドバイ、世界一広いショッピングモール、世界一でかい空港何が何でもナンバーワン戦略である。1世代前までは電気も水道もなかったのに、今は人工スキー場まである。町中の緑や花はすべてスプリンクラーによる人工的なものである。企業には法人税がないが、更新料があり、企業の寿命は1年であり、毎年更新料を払い、また現地人を雇用しなければならないスポンサー料が必要だ。これを忘れたり、スポンサーの気まぐれで会社を潰したりすると、ガイコクジンは即不法滞在者となるので、恐ろしい。少なくとも、2ヶ月以内になんとかしなければならないという。
なんか、ぐにゃぐにゃの建物も出来る予定だ。
それに噴水もできる。
それにしても、油が出るだけで(ドバイはでないけど)、オイルマネーをバックに、世界経済を混乱に押し入れるというのは、資源のない国からしたら腹立たしいことである反面、近代戦争紛争というものは、宗教や部族間の争いであるが、たいていそれら地域はエネルギーが取れるようなところがメインであり、何にも取れない日本は、助かっっている部分もあるのかしらん。
ところで、先日は、夕張破綻都市に行ってきたが、大阪府も負けていないのであり、行列の出来る橋下知事が
ばっちし改革案を発表しておる。なにせ、例によって、コウムインとギイン以外の府民は味方としても、難しいのである。
警官520人削減!→撤回。府職員の給与削減→公務員と議員以外は賛成しているが、猛反発中。ワッハ上方を縮小→移転→ここは、実は珍スポなので、急いで見に行かなければならないと思案中。
ドーンセンター補助打ち切り→再検討。
第3子出生5万円支給の廃止→決定。市町村補助金79億円削減→17億円の縮小。私学助成金削減→削減を削減。
ニッポンには資源もないので、他国からメタクタにされることも、今やなくなってはいるが、いいように使われて、もうメタクタである。そういえ関空も閑古鳥が鳴いている。ここで、ドバイの反映と大阪に見られる凋落を比較しながらというその深部と解決案を提案しようと思ったが、紙面の都合上と、まだ考えていない都合上割愛する。てか、なんだか、ニホンジン楽観主義者だねえ、ラテン入ったんかねえ。