何度か書いているが、報道の煽りに乗せられる嘘と裏腹に、一貫して、少年凶悪犯罪は減っているが、放浪達人さんが困っているように、老人ショボ犯罪が増えている。
少年にも高齢者にもそのほとんどの犯罪が、万引きと自転車泥棒である。
そして、特に、高齢者については、景気に左右されて万引きや自転車泥棒件数が増減するのである。(高齢者人口比が増えたこともあるし、体力がないので捕まりやすいってこともあるだろうが、1980年代は少年万引きは老人万引きの5倍以上いたのだが、今は、老人万引きの方が多くなってしまったのである。
凶悪犯は全体の1パーセント)
理由は分からないが、老人の孤立化、だから周辺から目立ちたいといった少年犯罪の理由みたいなものも含まれると思われるが、もはや刑務所に行って生活を楽にしたいといった困った事態も発生しているのである。
ちなみに、話は変わって、老人は金を持っていてぼけているので、振り込め詐欺などで、狙われていると報道がなされているが、経済的犯罪被害に遭いやすいのは、やはり社会経験の少ないキャッチセールスなどによる若年層のほうが多いのだ。
そういえば、昔は暇な時にキャッチセールスをおちょくるのも一つの趣味だったが、近年、誰も声かけてくれなくなっちまったな。それはそれで、チョトダケ残念よ。
統計的には、昔より安全になっているのに、煽りの影響で体感治安不安が増大し、防犯意識が高まっているのだが、報道関係は視聴率ばっか気にしないで欲しいのである。結局、ネット社会で情報が伝わりやすいってのはあるけど、ネットなんか、テレビとリンクしているものがほとんどだからね。ネットは、いつまでも情報が残っているところが恐ろしいけど。よく検索してみると、3年も5年も前の情報がトップに出てきたりなんかして、途中で気がついて、この情報古くて役に立たないやないか、って思ったことが何回もあるし、もしかして、気がついていないまま、こりゃ大変だな、と思ったままになってたりなんかするかも知れない。そういえば、昨年しっかり、ラオス情報も古い情報を下に、ビザの用意をしてしまい、空港ビザカウンターに並び、係員にオメーそんな短い滞在じゃいらなくなったんだよー、と笑われた経験もある。
いやはや、今回、たまたま2件同時に女子大学生失踪と、2件の30代女性の周りの男性不審死事件が盛り上がっているが、例外中の例外であることをもっと強調して欲しいのである。一回りも二周りも年齢の違う夫婦なんて動機はどうであれゴロゴロいるのである。