イスラエル出入国は大変厳しいということは聞いていたが、これをクリアすれば、まあ、オレも今後は大丈夫だろうさ。今日帰ってきてから、調べると、
こんなのや、或いは
こんなのがあった。
事前情報
1. 入国より出国のほうが厳しい尋問がある。出国には、3時間前には到着するルールがある。ほんまか。
2. 今後レバノンシリアサウジアラビアイラクなどに行く場合は、イスラエルのスタンプがあれば、入国できないので、その場合は、別の紙にスタンプを押してもらい、出国時にそれを渡すということ。逆はつまり他国のスタンプがあっても問題ないとのこと、しかし、イスラム圏に行っていたら、大変な尋問を受ける可能性があるということ。
3. 一人旅は大変ヤバイ。
§入国(淀みなく答えたわけではないですよ)
女性入国審査官「どこから来ましたか」私「日本です」
入国審査官「違います、前の国です」私「アンマンです」
入国審査官「何処に泊まりますか」私「ゴールデンビーチホテルです」
入国審査官「バウチャーはありますか」私「ありません」
入国審査官「何故ないのですか」私「ネット予約して、プリントアウトする時間がなかたからです。ここに、手書きのナンバーなら控えてます」
入国審査官「何故来ましたか」私「観光です」
入国審査官「イスラエルは初めてですか」私「そうです」
入国審査官「何日イスラエルに滞在ですか」私「1日です」
入国審査官「え、たった一日ですか?何故ですか」私「私は日本で会社員の雇われ人で今回も5日しか休みがとれていません。時間がないのです。」
入国審査官「ここまで日本から何時間かかりましたか」私「だいたい飛行機に乗っている時間は14時間ぐらいでしょうか」
入国審査官「そんなに時間かけてきて、1日ですかおかしくないですか」私「もっとゆっくり滞在したいですが、明後日から仕事なので帰らなくてはなりません」
入国審査官「ここから帰るのですか」私「直行便はないのでイスタンブール経由で帰ります」
入国審査官「じゃあ何故、アンマンからイスタンブールにいかないのですか」私「生きている限り一カ国でも多くの国を見たいのです」
首をかしげながらスタンプをガッシャン、紙を渡される。
そのまま、外に出ようとすると、皆紙を渡している。私も渡すとソレを見て、「はいあなたこっちね」と止められた。どんどん出て行く中で、私と、もう1人西洋人若者男性1人組が止められた。先に彼から質問で、立ち話の中での、質問で耳を凝らす。
どうやら、イスラエルに友達がいるようで、その友達を訪ねてきたらしいが、友達の両親の名前、住所まで聞かれている。持ってきたもの、友達と何処で知り合ったか、そんなことが聞かれているのが聞こえてくる。なかなか参考になる。別室でなくて立ち話風が微笑ましい。
そして私の番。
女性係員「イスラエルの知り合いはいますか、誰かに荷物頼まれましたか」私「いいえ」
係員「イスラエルは初めてですか」私「そうです」
係員「何日イスラエルに滞在ですか」私「1日です」
係員「一日?いったい何のためですか」私「観光です」
係員「一日で何を観光できるというのですか」私「今から、数時間、街を散歩して、お土産買って、食事して、ビール飲むのです」
係員「他の国は?」私「全部1日です」
そこから10分程度意味のない質問が続いたが・・・
係員「ではいいでしょう」私「オレ、何か問題ありか?」
係員「問題ない」
§出国(淀みなく答えたわけではないですよ)
良く分からないが4時間前に空港に到着。チェックインカウンターに行く前に、審査があり、まだ、通ってはいけないといわれる。
3時間半前に、通っても良いと言われるが、私の便に乗る人間で、私は3組目という早さであった。
さて、またもやチェックインカウンターに行く前にマンツーマン質問コーナーである。
前の西洋人男性カップル?がやたら男性係員に質問され、10分が経過しようとしている。
もう1人女性係員がやってきて、私に質問開始。
係員「あれ1日?」私「そうです」
係員「誰かに荷物頼まれた?誰かに荷物パッキングしてもらった?誰かに不意に接触された?荷物はずっと手元に持っているか」私「いいえ(最後は、はい)」
係員「あなたの両親は何をしている?あなたの家族は?あなたは独身か?」とプライベートでどうでもいい質問(向こうにはテロリスト要件の確認)をぶつけてきて、そして、その質問の中にいくつか重複する質問を織り交ぜ、先程と違う答えをしていないか確認される。
係員「いっぱいプライベートなことも聞いてごめんね。終わり」
ということで、終わり、荷物のセキュリティチェック。
何か荷物にビームのようなものを通す。
男性係員「何か粉のようなものがあるけど、何?」私「塩」(オメーの国が国力挙げて売っている塩だろ)
男性係員「それは何個?」私「えーっと、うーん、3つ」
男性係員「違うよ」私「え、そうかなあ、いや、3つだよ」(4つだったかも・・・)
男性係員「OK」私「あ、いいの?」
男性係員「でもここからじゃあ2つしか見えないけどね」私「はあ・・」
男性係員「ん、砂で何かボトルがあるけど・・・」私「ああ、おみやげですね」
男性係員「うーん、何か絵(デザイン?)が見えるけど・・・」私「絵?・・・」
この時の質問の「ピクチャー」というのが、私には分からなかった。イメージ的に、写真や絵というと、平面的図案を想像してしまい、この質問にはなかなか答えられず、やっと、やり取りで何のことか分かった。
私「ああ、ラクダだ。ヨルダンって書いている」
男性係員「そうそう。自分で買ったの?」私「はい」
男性係員「じゃあオシマイ」
そうして、無事ここも5分程度ですり抜け、無事出国したのであった。出国スタンプは、ほんの30秒程度で終わり。
終わりはいいけど、まだ、離陸まで2時間半もあるんですけど・・・もうゲートにいるんですけど・・・・暇じゃん・・まあ、でも、結果的には、勝利した!か?・・・
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