朝起きると、蝉がスンゴク五月蝿いが、何故か眠ると聞こえない。私の夢にも影響を及ぼさないのだ。
小学校の頃は、永遠に続くと思われる夏休みであった。
学校がないため、意味なくワクワクして5時過ぎには目が覚め、クマゼミの五月蝿さを無視して、山に行く。裏山のクヌギの木を数箇所回るのが朝の日課である。だいたい、コクワが採れるのである。蚊にやられまくる。ムヒかキンカンを体中に塗りまくる。
昼からは、海に泳ぎに行く。須磨海岸の横、今はホモビーチとして有名になってしまったが、当時は、地元民しか来ない平凡な海であったが、近いので、直ぐに行ける。
宿題は?何だか、小学校って「宿題」あったっけ?何も覚えがないのだ。なかったような気がする。しかし、高校となれば、もうオレはすごい、夏休み入る前に徹夜状態で、3日で全ての宿題を終えてしまうのである。
まあ、それはそうとして、インセプションという映画やってるね。コンセプトが面白くて夢の中の夢の中の夢の中にもぐりこんでいく話。
あまり夢のことを書かないのであるが、夢の中の夢というのは、時々見る。夢の中の夢の中の夢、それも1度見た。起きても(起きたと思っても)それが夢。
一番覚えている2重の夢は、金縛りと交じり合っている。
今でも、時々金縛りにあるが、慣れてしまうと怖くもなく、でも、何度体験しても嫌なもので、来る時に、来るぞクルゾと分かってしまう。脳は起きても体が寝ている状態なのだが、目を開けると天井が見えるのが怖い、天井を阻む何かが出てくるのではないかと思うのである。今や、金縛りの外し方も体得した私ではあるが、そのときも、同じように、何とか、金縛りを外して、ベッドから起き上がったのはいいのだが、そこに、えらく痩せた顔色の悪い幽霊系の女性が全裸でこちらを向いて立っていた。そのin毛が、2メートルぐらいあり、振り回している。うわっと後ずさると、毛がまとわりついて、私の首を絞め、やめてくれー!と叫んだのであった。