ひとたびスカウトに ちかいをたてて なりし身は いつもいつも スカウトだ
とかいいながら、80年代後半僕は、20年以上前になるけど、学生だった。学生だったけど、学際に出たのは1階だけだったのだ。何かの民族大会に出場した、というか、グループで出場、衣装を貸し出したのは、この中の私含めた2、3人だけである。でも、日本で、こういうの来て歩くのは目立つのだが、好きだったから仕方ない。さすがに、女装はしないが、ルンギーやバチックは、スカートに見えちゃうもんなんだ。
10代といえば、滅法、酒にも強いんだ。いくら飲んでも、若いから平気なんだ。二日酔いも、清々しいなあといいながら、頭痛と吐き気を健気に耐えるだけなんだ。でも、悪いことはしない、いい子ちゃんなんだ。
バイクも、50CCと250CCを持っていたんだが、免許は原付しかなかったんだ。靴下なんか赤で、すごく趣味が悪かったんだ、この辺は高校生の延長のまま、というか、高校のときに持っていた靴下なんだ。学生時代は、3月から11月までツッカケが正装だったんで、あまり靴下履かなかったんだ。つっかけっていっても、ゴム草履だったんで、満員電車は極力避けてたんだ、足踏まれたら惨めになるからさ。
高校卒業まで本なんか読まなかったんだけど、大学になったら、いきって、年間100冊を目標にしたんだ。それは今も続いているんだけど、今は目標は年間100冊買うだけなんだ、けど、買うだけだから毎年余裕でクリアしてるんだ。というか、クリアしすぎて、困っているんだ。
これが、二十歳になった瞬間の記念撮影だけど、部屋の中の気温はマイナスなんだ。寒いんだ。若かったからいきってできたんだけど、もう今は其の勇気もないけど、その2倍以上、割と無意味に生きてきたんだ。今後も多分よく分からないまま生きていくんだ。でも、40歳超えてからは、死が近づいたとよく感じるんだ。でも不思議なことに感じるだけで、惨めに長生きしそうな気がして気も滅入るんだ。(写真を見て思い出したけど、二十歳になったときに行った国はフィリピンとインドとタイとマレーシアとシンガポールとインドネシアだけだったんだよな)