12時45分
無事、カキ小屋に到着したものの、35組待ちで、皮算用では、1テーブル3組で10テーブルぐらいあるから、2クール1時間待ちか・・・
私一人でこんなけ、食べられるであろうか、と皮算用を追加する。
気温1度に、海風が吹く体感温度マイナスの中、上下下着はヒートテクで決めていることは隠しつつ、散歩に出かける。
ちなみに、このあたりは、湾になっていて陸地は津波の被害はなかったようだ。建物もそのままある。
お、今年も、俊一さんは健在だ!3回目にして出会いも3回目である。
(ちなみに俊一は、私の高校生のクラブの同期の名前でもある)
あの人が俊一さんだろうか、としかずさんか、しゅんいちさんか(ちなみに、高校の同級生はとしかずである)
50分ほどたって覗いてみると(13時30分)、何と、一組も進んでいない!愕然とする。呼び出されるのは予約のばっかりである。予約は電話でしか出来ず、どう考えても昨晩思いついたのでは予約のしようがないのである。
小屋の裏の旅館の前に、何と無料足湯を発見。ここで暖をとることとする。タオルは買いたければ150円である。
しかし、足湯を45分続けると、足がふやけつつあり、足の皮が溶けそうとなる14時15分であった。もう待ってから90分が経過している。こんなことで大丈夫なんだろうか・・・3冊持ってきた文庫本も1冊終えてしまっている。
90分が経過していてあと少しか、と思うと、なんと3組しか進んでいないのである、あと32組待ちである、変えることが出来るのか、受付はおそらく13時に締め切っており、後ろにはまだ7組待っていることとなっている(何組かはきっと脱落するだろうと期待。私自身は脱落すわけにはいかず、歯を食いしばって頑張るしかない)
15時。待ってから2時間15分・・・心なしか陽が傾きかけてきた。
そのときである、はいはいみなさん!ここにいる人、教えてください、○しますから!といい、次の交代で、全員は入れると思いますよ!と一気に展開が明るくなったのである。前までなかった待合室も空いたので、そこに入り、様子を伺う。
さらに、いない人を読み上げますので、いたら言って下さいね!と名前を読み上げられ、既に15組から20組ぐらいが脱落していることが判明するのであった。
さて、食う準備だ。ブルでカキを集めろ!
15時35分、ついに2時間50分待ちにて名前を呼び出され、下から3組目の最終テーブルであることが判明。
おばちゃんは、大阪のおばちゃんのようなノリで、軍手は利き手の逆にはめてね、熱々のカキは軍手でとっても熱いから箸で取りなさいよ、今日は、来週で終わりだから一番混んでたね、予約なんか全然取れなかったでしょ、おたく何回目、あ、3回目、そちらは、あ、何度も、こちらは、あ、初めて、じゃあ、復習の意味も込めて開け方教えるからね。
ぬれているのは生だから食べたらあかんよ、鉄板真ん中お代わりのカキ入れるよ~、さて16時15分まで食べ放題、どんどん食べてよ。
丸みのあるほうを下にして、蝶番のほうを左にして、このあたりにフォーク入れて貝柱を切れば、すこっと開くからねえ、というのをやってみたらさすがに3回目、職人なみに上手くなっていた自分に気がついた。
確かに最初の4個までは上手かった。最後まで食べることが出来たのは、醤油、マヨネーズ、唐辛子、生姜を駆使し、バリエーションを持たせたからである。
1回目、2回目は、途中で脱落したのだが、今回は、全部食べ尽くした。ラストテーブルなので、もう客はいなくなったのであった。
殻と汁は下にどんどん落としていくのだが、これは満タンとなる。ゴミは捨ててはいけません、業者が引き取ってくれないからと最初に注意されている。
とにかく、終了ではあるが、もう、帰宅せねばならない。間に合う最終電車まであと50分であり、駅まで1.2キロである。(つづく)
2013松島に牡蠣を5年ぶりに食べに行く
牡蠣小屋へ朝編
牡蠣小屋へ昼編
牡蠣小屋へ夜編