スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ～世界は基本的に広い～んですけど・・

朝、タクシーが多く走っているのをホテルの窓から確認し、チェックアウト、数十メートル歩いて幹線道に出た。おじいちゃんドライバー目指してタクシーを拾おうとするのだが、先客を10メートルほど後方でで降ろした黒人ピチピチ若者あんちゃんドライバーが停まった。料金もあわないので無視したら、それでいいということだったので、先客を先まで乗せてトクメン空港に向かう。しかし、この黒人、やたらうるさく、金はやるから黙って運転してくれ、鼻歌もやめろ、という感じであった。朝の通勤ラッシュか、反対車線は数キロに渡る渋滞で、彼が時間かけてノロノロ帰らねばならないんを思うと少し不憫に思ったりして、優しい俺。



空港では、高速道路料金払うかどうかで、スペイン語と日本語でやりとりしながら数字をあわせる作業の後が手に残っていた。





チェックインに意味なく２０分程度戸惑った後、またセキュリティを通る。ここもまたコスタリカと同様、出て行く奴は出て行けとアメリカみたいに出国のイミグレがない。



離陸したら、すぐ海岸線に出て、眼下にはコロンビアだ。







実はコロンビアについては、私の中では南アフリカ（特に首都ヨハネスブルグだけど）と並んで怖い国だった。過去は、泥棒の国で、コカインまみれの国、スリや引ったくりなどの単なる泥棒から、強盗、誘拐、殺人、テロなど総合商社の国ではあったが、近年、急に、まだまだだが、普通ぐらいの危険度になっているということを雑誌などで知っていた。コロンビアの他にも中南米の国々で治安が悪いとされている国にパナマやジャマイカなどがあるがパナマはコロン、ジャマイカはキングストンと、ある程度危険地域を特定できる。しかしコロンビアは国中が危険地域と言っても過言ではないなのだ。３０年近く前に読んだ本では陸路で国境を越えた瞬間に暴漢に襲われたと書いてあった。













まあ、そんなこんなで高度を落とし始めた。



そして、緑の中に町並みが見え始めた。







谷を挟んで高度を落とすので、谷底に滑走路があるような気がする。



実は、エクアドルの首都キトの空港は、市内に引っ付いており、タクシーで１０ドルもかからず街に行けたのに、１ヶ月前に新空港になって市内から２０キロ以上遠く離れたところに出来てしまっていたのであった。


この前、開港１ヶ月の石垣空港に行ったばかりだったが、またもや一ヶ月である。トイレがキレイし、まあ、全部キレイ。昔、ドンムアン新空港ができたときに知らずに行ったこともあったなあ、まあ、どうでもいいけど、遠くなっていやだなあ、まあ、その程度だなあ。遠いからバスだな、とバスブースに行くと、乗換えがややこしいからタクシーで行ったほうがいいよ、というよく分からないアドバイスをチケット販売員に言われ、料金も２５ドル一律というので、乗った。



タクシードライバーは女性だったが、女性のタクシードライバーは、日本と、ニューヨークだけだ。ニューヨークでは珍しいのですかと話をして、だから私本書いているのと、ナンか冊子を貰った。このキトでの女性タクシードライバーは、それに加え若く、若い咳をしていた。



キトは、海抜２８００メートルで、多分、首都の国際空港ではボリビアの次に標高が高いと思う。



酸素、薄いか、いや、高山病の分岐点３６００メートルではないからか、何とも感じない。



機内から見たように、谷を挟んで着陸したので、市内に入るためには、谷を越えなければならないが、数キロ先まで橋がなく、新しい道を谷沿いに（多分）走り、鉄板の音がする谷を渡り、クネクネいきながら、１時間を越えて、トンネルを越えるとキトに出た（帰りは違う道だった）。入った瞬間、彼女は窓を閉めた。信号待ちで停まったら、強制物売りがやってきた。この周辺の奴らだけヤバイんだろう。



新市街のホテルに到着。旧市街のほうがいいのだが、夜はほとんど閉まっていて危険だというので。





キトに来た。キトといえば、このおじさんに勧められたことと、そして、高校の時、トモダチの心斎橋ワタルの父が地球儀好きで、地球儀をくるくるまわして「ウーン、エクアドル」とうなっているよ、と聞いたことぐらいか。





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