スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ～世界は基本的に広い～んですけど・・

キプロスは、タックスヘイブンであり、元イギリス領であり、タックスヘイブンの主な取引先はロシアであった。一時期、ロンドンにロシア大富豪が続々と移住していたニュースがあった。



　よく、ロンドンの金融界はシティーと呼ばれるが、これはニューヨーク証券取引所や東京証券取引所兜町とは、趣が違うのである。国家ではないが、ほぼバチカン状態であり、1000年前の昔からなんとか協定、そしてマグナカルタにより、シティオブロンドンであり、全体のロンドン、いわゆるグレーターロンドンとは違うのである。イギリス女王がシティに入るのも許可がいるぐらいなのだ。わずか1マイル四方のエリアである。ロンドン市長とは別の市長もいる。要は、これでは、シティはタックスヘイブンである（バチカンもタックスヘイブンである）。このシティを中心に、イギリスの王族小領であるマン島とかの島があり、その周りにケイマンとかジブラルタルとか海外の英国領土のオフショアのタックスヘイブンがあり（だから何だか海外という意味がいつの間にか合法脱税地域みたいな意味になった）、その周りに、独立国家になったけど、昔はイギリス領だったけど、まあ、タックスヘイブンなんだよ的な香港とかバハマとかシンガポーとかがあり、そのひとつが、前置きが長くなったが、キプロスもそうである。（最近、世界中のタックスヘイブン撲滅運動、マネロン撲滅に随分力入れてて、スイスもメチャンコやられつつあるらしい、ざまみろ）



　そんで、キプロスは2013年3月金融危機になった。ほんの5ヶ月前だけど、いやはや南キプロスって、ＰＩＧＳ（ポルトガル・イタリア・ギリシア・スペイン）と同様ユーロ圏だけどＧＤＰは、ほんのユーロの0.2パーセントに過ぎず、餌食になったのでる。何の餌食や。ギリシアは救ったけど、キプロスは救わないで、そう息巻いたのはユーロのドンであるドイツである。ドイツは、あんまりキプロスをタックスヘイブンとして利用してないから、痛手も少ないのだ。救わないとは、10万ユーロ以上（まあ1200万ぐらいか）以上預金している人にはその分、預金税かけるでとう制裁である。これもタックスヘイブンとも決別する処置である。で、ロシアの資産はイーパイ消えるのであるが、プーチンも自国の税を増やしたいから、黙認か賛成したのである。キプロスに行ったけど、金融危機なんだそれ？そらそうだ、傷ついているのは富裕層であり、土産物屋やレストランではない。



　ところでロシアがキプロスにイーパイ預けていたのは、ロンドンのシテイ経由であり、ギリシア正教だったからであり、親近感があったのだろう。ギリシア正教は津方教会グループのロシア正教と親和性が高い。まあ、友達だ。



これでキプロスのタックスヘイブンも終わりなのかもしれない。でも地元民、関係ないんじゃネエか。










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