この日記がアップされるのは、このブログが多少時系列からずれているのでいつか分からないが、今年は急遽諸事情があり、盆休みはなくなったのである。なくなったからといってしょぼくれているわけではないのである。もともと、自慢でもないが、しょぼくれているのである。土日の台風は兵庫県を直撃、あまりに煩かったので、日曜の午前中は、煩さを消すために、二度寝したぐらいだ。いつもは、派手にやらかす昆虫で一番煩いクマゼミも、鳴くどころではなかったようである(雨が止むと、一斉に、お待たせしました、のように鳴き出した、おいおい、おまえらが鳴くのは午前早い時間だろ、今の時間は油蝉の時間だぞ!ああ、そういえば、今は山沿いに住んでいないので、ガキの頃夕方に毎日聞いていたヒグラシ聞いてないなあ。数年前、六甲山涼みに行ったら鳴いていて、物悲しい感じだった)
雨なので、私も出かけるに、飛行機乗るどころか欠航が相次いでおり、世界のブロガーの方々も雨で暇だったのか、それなりにアクセスもうなぎ上り(後で知ったが)で、すっかり放浪さんに指摘されるまで近づいていることも知らずに100万アクセスしたのであった。ざっくり10年で1年10万アクセスで、1年ざっくり10ヶ月として毎月1万アクセスで、1ヶ月ざっくり30日として1日300アクセスである。多分最初の頃はそんなになかったはずだ。今は500以下はないようだ。それだけ、世界には珍なことが好きな人が多いようで、その要請を一身に受け、今後も益々成仏したいのであった。他に何か趣味ないのか、いやはや無趣味とは怖いものである。
そうはいってもそれを祝して飲みに行くことにした(事実は、アクセスについては全く知らず、取引先から今晩暇でっかと電話があったからであり、偶然にも、その日は空いていたのである、というか、偶然にも、その週は全部空いていたのである。というか盆なので、偶然にも会社に来ているのは数人である。取引先も、偶然にもほとんど休みであり、日中も偶然にも、1件の社外とのアポはないのだる。あるのは、我が存在だけである。電話がかかってきたときは、それでも忙しく、今晩の予定を全てキャンセルしなければならなかったので、多少時間はかかった。約1秒である。飯を買いに行くとか、この本を読むとか、この調べ物をネットでするとかの脳内キャンセル作業である。
仕事も泣きながら後ろ髪を引かれる思いで急いで切り上げ、自宅を越え、神戸に行くのである。湊川である。新開地の近くであり、かの福原の近くである。昔、ラーメン屋で友達が働いており、さすがに12時間毎日立ちっ放し、数年持たず辞めたが、最近10年ぐらい会ってないなあ。死んだのかもしれない。それから高校の友達が駅前で喫茶店をしていて、前日大阪京橋で飲んで、焼き鳥に当たって、後にも先にも人生1度だけ食当たりで会社を休んだ日に、夕方に回復したので、せっかくアポ取っていたので高校卒業以来初めて会った。それで飲んだわけだが、それから新開地のアートギャラリーなどは何度か行きつつ、このエリアで夜飲みにいくのは、久しぶりである。
人気店が故、(座席数も少ないので)予約は必須のようであり、満席なので、ちゃんと、既に看板の電気は消えっぱなしなのである。
あ、背肝(肝臓のレバーではなく腎臓)がある、珍しいものがあると思い、食らう。肝臓は鳥にのなかでも小さいので、あまり取れないというものだ。多分。
溶岩焼きも食らうが、溶岩の上で焼くトリッキーな技だが、ちょっと大袈裟である。大分の鉄輪で食ったなあ。
2軒目は壷焼きである。
会社員になったころ、毎晩飲み歩いて、締めは壷焼きってのが多かったことを思い出す。汁がたまらないってことなのである。ちなみに、この店の隣は、泡の国であった。といっても老若男女適度に入り混じりながら問題なく飲める居酒屋であった。
その後、3件目にも行って最低価格のワインボトル1本空けてから順調に帰宅し100万アクセスを祝うのである。というか100万アクセスしたのを知ったのは、翌日放浪さんに指摘されてからである、何度も言うけど。
そういう訳で、翌日は猛烈にタマゴがけインスタントラーメンが食べたくなり、卵1パック6個入りを買ってきたが、インスタントラーメンはばっちり在庫はあると思いきや、なかなかなく、ようやく底から掘り出したものは3年ぐらい前に賞味期限が切れていたが、まあまあ、タマゴが命と、火を消す3分前にタマゴを2つ落としてかき混ぜる。残りは冷蔵庫に入れる。
インスタントラーメンは思いのほか不味くなっており、とじたタマゴだけが新鮮であった。
次に、ビールを取ろうと冷蔵庫を開けると、タマゴが落ちて残り4つ全部割れた。卵1個あたりの価格が100円を越えたことを静かに悟り、少し寂しくなった。
そういえば、冷蔵庫に象を入れて見えなくする3つの作業は何だ、という質問を思い出したなあ。