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カテゴリ:その他諸々 ご報告
久しぶりに和歌山・下津の省農薬ミカン園に行ってきました。
5年来のつきあいがある京大農薬ゼミの調査対象園で、無農薬に近い省農薬栽培が今年で30年目になります。普通の調査園と違うところは、超長期的な調査を続けながらミカンの販売も行い、有機農産物の社会的な現状も学びつつ、生産農家の生活も支えているところです。 私がどのようなきっかけでこのゼミと知り合い、ミカン山に通うようになったのかということは、きちんと書くと長いので省きます。 葉っぱはこんな感じでそうか病100%、ヤノネカイガラムシも多発していますが、毎年採れるミカンは結構きれいで、うちの共選なら上から2番目のグレードで通るんじゃないかと思います。 北西向きで日当たりは良くありませんが、大阪湾の眺めが良く、かすんでいなければ淡路島や四国も見えます。 いろいろな産地を見に行くのも勉強になって良いのですが、一度の訪問では見えないものがあります。熊野からそこそこ近いこのミカン山に通うこと十数回、先生と話をし学生さんやOBと話をし農家の方と話をし・・・。ずいぶん多くのことを学びました。それがどういうものか解りやすく書く能力がないのでやめときますが、減農薬栽培の技術的研究をしている、ととらえると、間違うのではないかと思います。 しかしこういう真面目な活動の常で参加者集めに毎年苦労し、今の3回生が抜けてしまうとその下がいません。今年の新勧が正念場、だそうです。 結局今回も暗い感じの記事になってしまったので、最後に若者がたくさん写っている明るい写真を載せておきます。後列真ん中が石田先生で、その世界ではけっこう有名な人です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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