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カテゴリ:映画感想・メール更新
篠原涼子がひたすらかっこよかったです。
もう、この映画は、ほんっとーにそれだけの映画でした。いや、マジでマジで。 世の中にはフェアなことなんて 何も無い 目には 目を 復讐には 復讐を アンフェアには アンフェアを 雪平(篠原涼子)の娘が入院している病院がテロリストに占拠された! SAT隊にも屈しない頑強なテロリストたち。彼らの要求は「警察庁が機密費を不正流用してプールした裏金80億円を2時間以内に用意せよ!」というものだった。最大の人質は、病院を視察中だった警察庁長官。 裏金の存在を明らかにしたくない警察とテロリストの緻密に仕組まれた頭脳戦の攻防。テロリストの真の目的を探る公安部の斉木(江口洋介)。そして、事件に巻き込まれた我が子を救い出そうとする雪平の闘いが始まった……。 ドラマは全然見てなかったんですが、友人がどーーーしても見たい!ドラマが超面白かった!初日に見に行く!と煩かったので付き合って見に行ったわけですが…… あらあらまあまあ。 そんな感じの映画でした。 というわけで、こっからはネタバレありなほぼ 辛口しかない 感想なので、要注意。 (ドラマを見てないので、的外れなことを書いてる可能性も大ありです。) ドラマを見てなくても、ちゃんと筋が追えたのでその辺は満足できました。ドラマ見てない人間に、置いてけぼりをくわさない作りだったのは好印象。 冒頭にも述べてますが、シーンごとの篠原涼子がかっこいいのなんのって! 映画館のスクリーンという大画面でのアップが映える女優さんだな~とうっとりしましたともさ。 白シャツの下に黒ブラジャーとくれば、水をかぶらなきゃ嘘だろってなもんですが(笑)、しっかり水もかぶってくれて、シャツからブラが覗くあたり、ありがとう篠原涼子!ブラボーだ!と拍手喝采ですw ぶっちゃけ、見所は篠原涼子のかっこよさだけで、ストーリーがあらあらまあまあ、で残念なことこの上なしです。 と言うのも、終わってないから! 一つの作品としての最低限の礼儀は、前後編に分かれてるとかじゃない限り、きっちりストーリーを終わらせることだと思ってます。 この「アンフェア」は話を収束させる気、絶対ないだろ!という終わり方で、がっかりでした。 最後のシーン、なんで斉木だけ狙撃して、雪平を狙撃しないのか、意味がさっぱり分からん。 あそこで雪平を殺しとけば、真相を知る人間はいなくなって、(敵側にとっては)めでたしめでたしなのに、雪平を見逃して何のメリットがあるんでしょう? 単に、続編を作りたいがためだけに雪平を死なせなかっただけとしか思えません。 友人の買ったパンフレットを強奪して読んだら、監督の言葉として「映画のラストは"さらに強くなった雪平"というイメージなんです。つまり、彼女はこれで"弱点"を克服した。」とありますが、そんな印象はこれっぽっちも持てませんでした。 最後に斉木と接触を持った時点で、雪平が真相を知ってると容易に想像つくにも関わらず、狙撃してくれと言わんばかりの場所に立つ雪平が狙撃もされずに見逃されてるってことは、見てるこっちにしてみれば、雪平なんか生かしておいても害はない雑魚キャラだってことなのか?と思わざるを得ないです。 ついでに、「弱点を克服した」とも思えない。今回、娘のために東奔西走する雪平を見てたら、誰もが弱点は娘だ!と確信しそうなんですが……。 あと細かい点をあげるなら、 ・防護服があんなに簡単に破れていいのか?防護服の意味ないじゃん。 ・抗血清は服の上からでも大丈夫なの?せめて上着は脱がせようよ。 ・戸田(成宮君)のことをきれいさっぱり忘れてる後藤さん(椎名桔平)、少しは戸田のこと思い出してあげようよ。 作戦中、後藤がこれっぽっちも戸田のことを思い返す気配もそぶりがなかったので、戸田がひたすらかわいそう。そんなゾンザイな扱いしかされないんじゃ、別に戸田ってキャラ自体、いなくても良かったんじゃ…… ・あからさまなフェイクと説明台詞が多すぎ。 ・病院の地下と地下鉄は繋がってるのか?そんな不思議な構造の病院の、どこが篭城に適した要塞なんでしょ? ・実際は使う気がないとか言っときながら、斉木に撃たれた後、黒色潰疽菌を振りかざそうとする後藤。警察の改革だの何だのと尤もらしいことを言いながら、結局復讐(+都民に八つ当たり)したかっただけとしか思えんがな。 ・友情出演にも関わらず、速攻で殺される加藤ローサがかわいそう。っていうか、別に殺される必要はなかったのでは? ・安部サダヲさんの出番が少ない~(泣) と、いちいち引っかかるとこが多すぎる映画でした。 そもそも、大画面で見るべきシーンは一つもなかったので、映画である必要性は0です。 スペシャルドラマでも充分。 これは、テレビで放映するのを待ってから見たほうがいい映画でしょうねえ……。 個人的な感想にすぎませんが、篠原涼子ファンじゃなけりゃ、1,800円出すには勿体無さすぎる、そんな映画でございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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