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2007年03月30日
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カテゴリ:読書感想
さっさと感想書かねば4冊目が出てしまう!
というわけで、2週間くらい前に読んだので既に記憶があやふやです。(ぇー)



無刀の剣士・鑢七花と野心を秘めた奇策士・とがめは、出雲の国は三途神社へ辿り着く!
伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が完成させた“刀”は十二本―残るは十本!“千本で一本”なる千刀・〓(つるぎ)の秘密とは!?
刀語、第三話の対戦相手は、三途神社を束ねる
敦賀迷彩。




「千刀流の千の奥義を――見せてやる」

「ああ――ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな」


さて、変体刀3本目です。金偏に「殺」と書いてツルギと読ませるんですが、

てっきり先が千本に分かれてる刀だとばっかり思ってたんですよね。
←ほら、お茶道具の「茶筅」みたいな感じで(笑)

でも、その正体は全く同じ刀が千本。
材料から。重量から。切れ味から、何から何まで同じ刀。


但し、七花が変体刀として感じることのできる千刀ツルギは最初の1本のみなんですよね。
こんな風に、七花(虚刀流)と四季崎記紀の変体刀との因縁をこれでもかと示唆されると、この先の展開がかなり楽しみになってくるってものです♪

それはそれとして、刀の毒が千本に分散されている千刀ツルギ。精密に厳格に作られた量産品。
それなのに、七花が千本の最初の一本を最初の一本だと感じることの出来る矛盾。
千本が全て同じと言いながら、七花が斬刀「鈍」と同じ感覚を持つことの出来るのは最初の1本だけ。つまり、他の999本とは違う1本が存在する矛盾。
なんだか、最初から破綻してる変体刀と思えて仕方ありません。

そもそも、全ての物質は、存在し続ける限り、なんらかの影響を受けざるを得ない。全く同じ状態でいられるはずもない。つまり、時間の流れが、千刀が内包する矛盾を拡大していくわけで、なかなか因果な設定の刀だなあ……
存在する限り、変容は免れませんから。いわゆる「北京の蝶」って奴です。バタフライ効果です。
「巫女の一人が箪笥の角に小指をぶつけて千刀を放り投げ、それがたまたま鎮座ましましてた神像にぶちあたった時に付いた目に見えないわずかな傷=些細な出来事が、因幡砂漠の拡大に寄与した=将来に甚大な影響を及ぼす」みたいな。(←例えは適当。むしろいい加減。)
観測者の視点によって状態が変わる「シュレーディンガーの猫」とも絡めて考察したら面白いかもしれないですが、ものっそめんどくさい上に生産性がないので、さくっとスルーするとして、つまりは、3作目にして名が体を表してない刀が登場したのは、ちょっと興味深かったです。
なんだか確信犯っぽいぞ、西尾維新!

ところで、今回もまにわにはかませ犬でした。さすがまにわに。素敵な愛称だけありますね!(笑)
で、今回の相手は、女剣士です。

三途神社を束ねる 敦賀迷彩。

突拍子のなさという点は1作目のまにわに蝙蝠を凌駕するには及びませんが、敦賀迷彩が刀を欲する理由と七花の純粋といえば聞こえがいいけれど、1本の刀として存在し続ける迷いのなさの対比は、とがめの心情を思うと身につまされるものがありました。

そんなこんなで、七花ととがめも、素直にラブラブファイヤー(?)とはいかなさそうです。まあ、まだ3冊め。ラブコメに徹するには、まだまだ山も谷もないと面白くないしね!(笑)

で、次は早々に錆白兵が出てくるそうです。てっきりラスボスだとばかり思ってたのでかなり意外。
4作目にして中盤の盛り上がりどころってことなんでしょうか?
ようっし、サプライズに期待しようっと!☆(≧▽≦)☆!


感想を読ませていただいた素敵サイトさま→和の戯言メモ。 空夢ノート 読書日記★PNU屋★

既刊(タイトルをクリックすると感想に飛びます)

「第一話 絶刀・鉋」








   
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最終更新日  2007年03月30日 21時56分42秒
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