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2007年10月13日
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カテゴリ:読書感想
すみません。思いっきり ジャケ買い です。





あたしの名前はレイチェル・モーガン。

優秀な魔法使いで“異界保安局”の敏腕捜査官だ。本来なら邪悪な魔法を操る黒魔法使いの逮捕や、人狼や吸血鬼がらみの難事件があたしの仕事。なのに、このところ上司のデノンはネチネチと嫌味ばっかりで、ロクでもない仕事しかまわしてこない。あたまにきたあたしは、同じ捜査官仲間で美人の“生ける吸血鬼”アイヴィといっしょに局をやめ、私立探偵をはじめることにしたのだが…。




あたくしの名前はアイヴィ・タムウッド。

“生ける吸血鬼”にして“異界保安局”のもと敏腕捜査官。赤毛の女魔法使いレイチェルといっしょに局をやめ、二人で私立探偵をはじめることにしたのだけれど、まったくレイチェルったら!もと上司のデノンに、首に賞金をかけられるわ、その賞金めあての殺し屋につけ狙われるわ、あげくに大富豪トレントの犯罪を暴くため屋敷に忍びこんで捕まるなんて、ほんとうに手がかかる相棒だわ。



「ねえ、アイヴィ……」あたしは言いかけた。

「あたくしは生まれつきの吸血鬼よ」アイヴィがささやいた。




一言で言えば、アメリカ版ライトノベル。

イラストレーターにエナミカツミさんを起用したハヤカワに思わず拍手です(笑)
これ、ジャケ買いした人多いんだろうなぁ。

翻訳もの独特のまわりくどさはなく、かなり読みやすいです。ノリは電撃かスーパーダッシュかスニーカーか。日本のどのライトノベルレーベルで出ても納得しそう。

主人公、レイチェルの造形がかなり不思議です。
行き当たりばったりな行動原理だとしか思えないのに、設定上は元・敏腕捜査官。
あちこちで、男性にフラフラしつつ、ある限定方面にモテモテ。
アイヴィがどうしてそこまでレイチェルに執着するのかさっぱり。

ただ、魔法の設定はかなり好みです。
「なんの代償行為もなく魔法が使い放題」ってノリは、いい加減、無駄に年をとってくると厳しいものがあるんですが、この作品では、

「すべての魔法には死という代償がつきもの」 という基本設定が根幹にあります。

<大地>の白魔法使いは、植物の命を代償として、<大地>の黒魔法使いは、動物の死体や、身体の一部を代償として、大地から力を引き出し、魔法使い自身の血液により活性化させる。
<霊道>の魔法使いは、白魔法使い、黒魔法使いともに魂の死を代償とする。

<霊道>を入り口とする永久域の悪魔の穢れは、積もり積もって魂にしみを残す。


個人的に、ファンタジーの基本理念の一つは、「力の行使には犠牲が伴う。」ものなんじゃないかと思うわけで。だから、この作品の魔法の設定はかなりストライクでした。
趣旨一貫した設定がちゃんと存在し、世界観がしっかりしてるのであれば、あとはもう、

レイチェルとアイヴィの百合的関係 がどう展開しようと、どうでもいいっていうか。

そう、百合なんすよ。百合。
上下巻、全編に渡って妖しいです。百合臭が漂ってます。
まあ、あからさまな描写はないので、その手が苦手な人にも大丈夫ですが、シリーズが進むにつれてディープになっていくと、読み進める自信がなくなってるかもしれません(笑)

それはさておき、わらわらわらわら、主要人物はそれなりに出てきますが、それぞれの素性(っていうか秘密)は、かなり次巻以降に持ち越されてました。
特に、アイヴィ。何を考え、何を想い、何をしたいのかさっぱり分からん。キャラの背景は、レイチェルよりよっぽど気になるので、次が出たら速攻読んでると思いますが、巻末の解説に不穏な一説が。

ぜひとも、次作以降も日本での紹介が続くことを期待したい。

えええええ?( ̄□ ̄;)!!刊行決まってないのかよ!


とりあえず、ちゃんと次作以降も刊行されるよう、エナミカツミさんの素敵イラストに騙されてジャケ買いする人が、雨後の筍のごとく沢山いることを期待しようっと。

少なくとも、原著のジャケットよりは(Dead Witch Walking)よりは全然買いじゃないですか?(←身も蓋もねぇ)



   
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最終更新日  2007年10月13日 18時39分04秒
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