それでは、ルパン3世風にタイトルコール。
【第十話 誠刀・銓】 ←最近のマイブーム(笑)
今更書くのもアレですが、ネタバレしてます。要注意。
「とがめはそもそも、幸せなんて求めちゃいないよ」
虚刀流・鑢七花と奇策士・とがめが蒐集する変体刀は、いよいよ10本目。対象は誠刀『銓(ハカリ)』、所在は陸奥の百刑場。
そこは、先の大乱を導いたとがめの父・飛騨鷹比等が、七花の父・鑢六枝に斬殺されたという呪われた土地だった。
いまは何もない原っぱ――百刑場に突如出現した“仙人”は、とがめの心をかき乱し、七花に“意識”の戦いを強いる!
刀語、第10話の対戦相手は、変幻自在の彼我木輪廻!
「まともにやりあったら戦いにさえならないさ」
「だったら!」
「今頃には あんたは八つ裂きになっているはずだろうが!」
ええっと、やっぱ感想は読んだすぐ後に書かなきゃいけないよね。
ということを見にしみて感じてる10冊目(汗)
そんな個人的な反省点はともかく、謎が明かされたかと思いきや、更なる謎が提示され、謎の生成無限ループに陥ってきてますが、さて。
その中でも気になったのが、「歴史が飛騨鷹比等の思っているとおりなら、歴史はとがめを排除しない(はずだ)」ということ。
そして「とがめを殺すことで歴史の間違いが正される」ということ。
今の今まで、運命に翻弄される巻き込まれ型のヒロインだとばかり思ってたとがめにも、秘密が隠されてるんでしょうか?
四季崎記紀の血統に繋がる(であろう)否定姫並の、更には、七花が、というよりも七花の血刀が完了形変体刀【無刀・鑢】 である以上の何かが。
歴史に大きな禍根を残しかねない何かが。
未来を、過去を、改竄しかねない何かが。
それよりもっと気になるのが、
この大風呂敷が、あと2冊で本当に畳めるのか(笑)
まあ、そこら辺はきっちり畳んでくれるだろう妙な信頼感があるので、真剣に心配しちゃいないんですが、やっぱ心配すべきなのは、悲惨としか言いようのないまにわに さん達なんでしょねぇ。
第十一話の予告 「真・真庭の里を真っ赤に染め上げる!」……怖すぎます。真剣に怖いです。
衝撃の結末って何?( ̄□ ̄;)!!
鳳凰さんが助かるのは無理だとしても、せめて、人鳥は助かって、ついでにとがめと七花の旅に最後まで(といってもあと2冊)付き合ってくれないかなぁ。
西尾先生、まにわに全滅は悲惨すぎます。
さて、「第九話 王刀・鋸」の感想で、「七花の欠点をこれでもかと潰し捲くる展開は続いてるよう」と書いてますが、今回は七花ととがめ、二人の欠点が一つ、克服されました。
どんどんレベルアップしてる二人に、ひきこもりな否定姫がどう立ち塞がるのか。その辺りの興味はつきることを知らない訳ですが、前巻でAまでいった二人が、ろくに進展してないってどうなの?Aの次はBじゃないの?
進展してないどころか
「僕の見るところ、きみの気持ちは、恋でもなければ愛でもないんだよね」 by彼我木輪廻
後退してるし!( ̄□ ̄;)!!
恋でも愛でもなけりゃ、今までのイチャパラをどう説明つけるつもりだ、西尾維新!!
と、両肩をつかんで小1時間程問い詰めたい気持ちで一杯なんですが、それにしても。
ううむ、その容姿といい、飄々とした語り口調もさることながら、こんな爆弾発言をさらりと落としてくるあたり、彼我木輪廻、私の中で現時点の最強キャラになりました。
是非、再登場をお願いしますm(_ _)m
っていうか、最終巻は生残った人たちが全員集合!って展開にならないかなぁ。
こなゆきちゃんと彼我木様(さり気に様付け)のツーショットが激烈見たいよぅ。
感想を読ませていただいた素敵サイト様
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