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2009年08月21日
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テーマ:銀魂(1187)


8月21日は白血球王の誕生日!☆(≧▽≦)☆!

さっきメールチェックしたら、白兎さんから白血球王誕生日SSが届いてたので、
速攻アップアップ!☆(≧▽≦)☆!←溺れてるわけじゃありません。

朝っぱらから何嬉しげに日記更新してるんだってツッコミは華麗にスルー(笑)



【護り人】


ここは、とある機械の中に広がる一つの王国

王国の名は―――白血球国―――

その王国の一角にある酒場のカウンターには、今二人の男が腰を下ろしている。


「お待たせしました。《六甲のおいしい水》で御座います」

そう言って全身白タイツのバーテンダーは、グラスにいれられたおいしい水をカウンターに座る一人の男の前に差し出した。銀色の髪をした男の姿はドラクエに出てくる勇者そのものである。グラスを受け取る男の様子をその隣で小さな杯を片手にしげしげと眺めるのは、男と同じ顔をした銀髪の男。こちらは勇者ではない、侍であった。

「…なんで勇者が酒場で一番安い水飲んでんだよ。…しかもなんで《おいしい水》?」

銀時がそう言うと、グラスの水を一口飲んだこの国の王、白血球王は平然とした口調で言う。

「腐った汁など汚らわしくて飲む気もせん。
 それに勇者とは、常にパーティーのことも考え、無駄な浪費を避けるべきだ」

どこかプログラム的な口調なのは、彼がこの機械の体内の平和を護るセキュリティプログラムだからであろう。

「だーからてめーみてーのは駄目なんだよ。酒場っていうのはなぁ、体力を回復する目的もあるが、
 情報収集をする場所でもある。 これから親しくなって情報を交わそうって時にそんな堅っ苦しい
 ことしたら、せっかくのムードが台無しじゃねェか」
「…ならどうすればいい」

すると銀時は酒の入った杯をぐいっと口に持っていって言った。

「決まってんだろ、こーゆー時は酒だ、酒!」

そんな銀時を横目で見て、白血球王は鼻で笑った。

「やはり遊び人の考えそうな事だ」
「あんだとコラァ!!」

一悶着あるかと思ったがここは銀時が堪えた。

「…それよりいいのか?勇者様が姫ほったらかしてこんなところで遊び人と飲んでて」
「貴様こそいいのか?こんなところで酒なんぞ飲んで」

銀時は白血球王のように元々体内に備わっていたプログラムではない。人間である。以前、機械家政婦のたまに巣食ったウイルス『獏』を倒しに来た時は、江戸一番の機械技師、平賀源外の作った打出の大槌Zによって小さくなり、半ば無理矢理連れて来られた。しかし今回は違う。わざわざ小さくなってここに来たのには理由があった。

「約束したからな、てめーと」
「……」

獏退治の時、獏大魔王との戦いを前に確かに銀時はこう言った。

『生き残って 仲良く一杯やろうや 兄弟』


「あんなくだらん約束のためにわざわざ機械の体内にまで入ってきたのか。つくづく暇な連中だ」

そう言って白血球王は後ろをチラッと見た。自分達の後ろの席では、銀時と同じように小さくなった新八、神楽、そしてドット絵のたまが他の全身白タイツの白血球達と騒いでいる。すると銀時がそんな白血球王に言った。

「一度した約束はたとえどんなものであっても死んでも守る。それが俺の流儀でね。
 それに、そーゆーお前だってここに来てんじゃねーか」
「俺はたま様を護るためについて来ただけだ」

白血球王は顔をそむけてそう言った。銀時は小さく笑って言う。

「同じだよ。何かを護って生きていることに、侍も勇者も関係ねェ」

『お前が護った分だけ お前を護ってくれる存在がいるのさ』

白血球王の脳裏に以前銀時が言った言葉が蘇る。

「以前ならば…」
「あぁ?」
「…以前ならば、自分が貴様のような雑菌まみれの腑抜けた男のコピーであることに至極遺憾の
 念を持っただろう」
「てめーさっきから黙って聞いてりゃ…」
「だが今は…」
「……?」
「…時々だが、貴様のコピーでよかったと思える時がある」

偽りではない。本心だった。

逢えばいがみ合ってばかりいる相手にこんなことを言うなど…どうかしている

以前の自分では考えられない

本当に壊れてしまったのか

それとも自分がこの男のコピーだからであろうか


その時、すぅっと銀時が酒を注いだ自分の杯を白血球王の前に差し出した。白血球王は黙ってそれを受け取る。

前はこんな汚らわしいモノなど飲む気にもなれなかったが

白血球王はそっと杯に口をつけ、注がれた酒を飲み干した。



たまにはこういうのもいいかもしれない



白血球王



白血球王、誕生日、おめでとうございます!☆(≧▽≦)☆!

白血球王が半端なくかっこいいです。イメージどおりです。むしろ、イメージ以上です!!
たまちゃんの体内酒場で、一体何がどうやって出てくるのか微妙に気になりますが(笑)、あ、でも、たまちゃんのことだから、銀さんのためにお酒、白血球王のために六甲のおいしい水、ちびっこ二人のためにジュースとか、事前にガブ飲みしててくれたかもしれないですよね♪

銀さんと白血球王の会話が、ものすごく らしくて、さり気に楽しそうで、
朝からニヤニヤしちゃいました♪←気持ち悪っ!

白兎さん、ありがとうございました!☆(≧▽≦)☆!


ところで、白兎さんのメールに「今一番読んでみたいSS,もしくは具体的に読んでみたいキャラのSSはありますか?」とありました。

どんなキャラのSSもオールオッケーノープロブレムですが、伊東先生SSとか読みたい……ハッΣ(゚ロ゚〃)、待て、そんなん読んだら絶対涙腺が決壊する!!←マジ

あ、新ちゃんと山崎のほのぼの系とかも読んでみたいです♪ほのぼの系っていうか、愚痴系っていうか(笑)

SSはこちらにまとめてます。⇒【頂き物(ss)】



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最終更新日  2009年08月21日 07時52分14秒
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