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2009年11月03日
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テーマ:銀魂(1187)



11月3日は神楽ちゃんの誕生日!☆(≧▽≦)☆!

というわけで、誕生日マスターぽっぽさんから、神楽ちゃんハピバSSを頂きました。





【It's a Special Day for no one but me】



万事屋の日めくりカレンダーも残り少なくなり、もう少しすると一年の区切りが訪れる。
だがそれはあくまで暦の上の話。区切りは人によって変わる。
神楽にとってまさに今日はその日であった。

「神楽ちゃん、誕生日おめでとう」
今日は一年で一番特別な日。
会う人々が挨拶の代わりに「おめでとう」と言ってくれる日。
「夜はご馳走だね」
銀時と新八は二人で部屋を飾りつける。
神楽もそれを手伝う。折り紙で作った花。
空もいつも以上に晴れているように見える。
窓から入ってくる冷たい北風も自分を祝っているように思える。

真っ赤なマフラーを首に巻いて、神楽は二人と街へ出かけた。
秋の名残の香りを嗅ぎながら夕飯の材料を買いに行く。
銀時の横でいっぱいになったカートを押す。
銀時と新八の両手にスーパーの袋を持たせて、ケーキ屋へ向かった。
一番大きなケーキを頼み、崩れないように両手で前に抱えて家に帰る。
色とりどりになった室内を眺めて、神楽は飾りの一つに触ってみる。
紙の擦れる音がして、何だかそれさえも嬉しくなる。
「神楽ちゃん、手紙来てるよ」
星海坊主から神楽に誕生日カードが届いた。
忙しくて行くことは出来ないが、近いうちに会いに行くと書いてあった。
どこかの星で知らない人と取った写真が同封してあった。
神楽は押入で何度も何度も穴が空くほど読み返した。
夜になれば銀時の作ったご馳走を囲んで、蝋燭を吹き消す。
神楽は押入で一人満面の笑みを浮かべる。

銀時はすでに夕飯の仕込みを始めている。
それをずっと横で眺めているのを見て、銀時はほんの少しだけ手伝わせてやった。
肉に塩を摺りこんで、野菜に下味を付けて、鍋にいっぱいのスープをこぼさないようにかき回す。
日はとうに暮れて、腹の虫が騒ぎ始める。
新八の目を盗んでつまみ食いをして、銀時に頭をはたかれた。

テーブルには所狭しと料理が並べられ、その中央にケーキを置く。
新八が蝋燭を丁寧に刺していくのを、神楽はソファの真ん中に座って眺める。

時刻は七時。妙が来て四人でソファに座る。
さぁ始めようと新八が蝋燭に火を付けようとした時、インターホンが鳴り来訪を告げた。
「最低なタイミングアルな」
神楽は少しふてくされて言う。
新八は手を一旦止め、銀時が玄関へ向かう。
玄関からは数人の足音と声が聞こえた。
それを聞いた神楽に悪寒が走る。
戸口に現れたのは見慣れた天敵。
真っ黒な制服の沖田が其処に立っていた。
「何の用アルか?」
「てめぇに用なんざねぇよ、仕事だ」
「仕事?」
「こちらの方がどうしてもって言うから仕方なくな」
沖田はそう言うと、戸口から少し横にずれた。
沖田の背中の後ろから現れた人影を見て、神楽は開いた口がふさがらなかった。
「そよちゃん!!」
神楽はソファを乗り越えて駆け寄った。
「お誕生日おめでとう、神楽ちゃん」
肩を掴んだ神楽の手を取り、そよ姫は言った。
戸の裏に近藤、土方、山崎も制服姿で立っていた。
「何で? どうやって・・・?」
「お兄様にお願いしたの」
そよ姫は微笑んだ。
居間の方を振り返ると、銀時、新八、妙は満足げな表情を浮かべていた。
「知ってたアルか?」
「たりめーだろ。でなきゃこんなムサイ奴ら入れるかよ」
銀時が言った。

神楽とそよ姫は並んでソファの中央に、その両脇に新八と妙が座った。
向かいに銀時、土方、沖田、山崎がぎゅうぎゅうに詰めて、
近藤は妙の横の床に腰を下ろす。
「てめぇら、わかってんだろうな?」
銀時が言うと、真撰組の面々は仕方なさそうに頷いた。
再び新八が蝋燭に火を灯す。
深く息を吸い込み、神楽は一気に吹き消した。
拍手の後に各々料理に手をつける。
銀時は自分の作った料理にマヨネーズをかけて食うなと、土方に怒鳴りつけている。
その隣で妙と近藤はお決まりの様子を繰り広げ、新八と山崎はごく普通に食事をし、
神楽と沖田は肉を取り合い、そよ姫はそれを楽しそうに眺める。


テーブルの上の料理が粗方無くなり、ケーキを残すのみとなって銀時が立ち上がった。
「全員、装着!」
神楽以外の全員がその言葉に反応した。
「せーのっ」
「「「HAPPY BIRTHDAY!!!」」」
八人分の声が狭い室内で反響する中、神楽の前に次々とプレゼントが置かれていった。
大から小まで、部屋と同じように色とりどりの箱やら袋やらが、神楽の前に積まれた。

「神楽ちゃん、おめでとう」
そよ姫が、もう一度言った。






11月3日。
1年に1度だけの
特別な日。






【完】




銀さんの「わかってんだろうな」
=「プレゼント持ってきただろうな」です。
個人的に沖田君のが1番気になる(←考えてねーのかよ)
 byぽっぽさん

はいはいはいはい!私も!
私もめっさごっさ気になります!!

すごいマジなプレゼントだったらどうしよう!☆(≧▽≦)☆!←ドリーム入りました(ぇー

あ、個人的には、果たし状と見せかけたデートのお誘いでもOKです。やっぱ二人っきりでお祝いしたいよね!!←ひたすらドリーム入りました(ぇぇー

ちなみに、私の予想では、総悟くんが激しく暗躍して、そよ姫が来るように仕向けたんだと思います。(きっぱり)


と、沖神妄想で頭を一杯にするのはさておき(笑)、折り紙で万事屋を飾りつける銀さんが、実は一番喜んでたらいいなっていう銀神親子妄想も脳内で炸裂させてたりもしたんですが、それもさておき。

万事屋(+姉上)に真選組に、凄い豪華でウキウキしました♪

ぽっぽさん、ありがとうございました!☆(≧▽≦)☆!

これからも、じゃんじゃんSS創作スピリッツを発揮していただけると、無駄に喜びます♪


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ぽっぽさんへ SSページ修正しました。失礼しましたm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m





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最終更新日  2009年11月03日 18時45分33秒
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