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カテゴリ:栃木の風景
職場で見慣れている女性が、長い髪をばっさり切ってしまいました。見慣れた顔でも髪型が変わると女性はイメージがすっかり変わってしまいますね。初対面の女性と話をしているような気分になりました。
昨日ご紹介できなかったのは、県東部で茨城県と接している旧馬頭町(ばとうまち)でございます。合併前は人口約1.4万人の農業の町で、旧小川町と合併して那珂川町となった名の通り、町の中心を那珂川が縦断しています。 この那珂川の支流で福島県境の八溝山地から流れ出る武茂川(むもがわ)に、安産や子宝のご利益があると言われる「御前岩(ごぜんいわ)」があります。国道461号線と武茂川が隣接する場所にあるのですが、川沿いに竹林があって、岩の姿は川べりに下りないと見えません。 時は約200年前の元禄時代のことです。時の副将軍水戸光圀公が当時水戸藩だったこの地を検分に来た際、この岩を見て「天下の奇岩である。このような岩を衆目にさらすとはよろしからず」と、土地の役人に命じ武茂川を挟んで岩の対岸に竹を植えさせたので、道から見えなくなったそうです。この竹は「腰巻竹」と名づけられています。 (御前岩 -馬頭町(現那珂川町)小山田 H19.10.14-) 県内彷徨に使う地図には「男なら見にいくべし」とある一方、ガイドブックでは1行も触れていません。何ゆえに御老公が「衆目にさらすとはよろしからず」と申されたのかは、皆様の想像力にお任せするとしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月06日 23時46分30秒
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