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テーマ:愛犬のいる生活(75730)
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子犬を飼うという事が、こんなに大変だとは想像していなかった。
俺「どん、昨日の続きだ、よく聞けよ」 どん「ふぅ~、覚えてたの・・・」 俺「端的に話すから、辛抱しなさい」 半年前まではパピパピしていたくせに、生意気になったもんだ。 小さい頃は本当に可愛らしかった。もちろん今でも可愛いが、当時は無邪気そのもので憎たらしいところは全然なかったんだぞ。 ペットショップの兄ちゃんは「もう少し大きくなってからの方がいい」と勧めたのを「責任を持って育てる」と強引に飼い始めたんだ。 「生後90日までは、5時間以上は留守番をさせないで下さい」と言われたのを、俺とネネは交代で守ったんだぞ。 おかげで元気に育ってくれた。問題は、なんでもかんでもカジカジして飲み込む事だった。 たぶん、今でもお腹の中にはネジの1個は入っているな。 どん「もうウンチと一緒に出ちゃったよ」 そういえばウンチにも問題はあったな。 ワクチン注射の前には検便が必要と聞き、ウンチを病院に持って行って調べてもらうと、なんと虫がいたんだ。俺も顕微鏡を覗かせてもらったら、確かにモゾモゾと動く物体があったんだ。 先生は「虫を退治しないとワクチンは注射できない」と言った。薬を買って帰り、ネネと2人がかりで口をこじ開けて飲ます。物の見事に吐き出す。また買ってくる、また吐き出す。 先生は「動物には、辛抱強く接することが大切です」と言ったが、俺もネネも根が辛抱強くない。そこで考えた、薬を半分に割ってチーズで包んでやると・・・ペロリだった。 どん「あの時の味は忘れられないよ」 俺「丸呑みしてただろうが」 一週間後に再検査。結果は、虫は減っていたが確実にまだいた。 しかし、元気なところは先生に誉められた。 お腹の中に虫がいるくせに、食欲は旺盛すぎるほど旺盛だった。それも問題になったんだ。 ある日、夜中にトイレに起きたついでに覗いてみたら、なんとウンチを舐めていたんだ。 薬を飲ませても、ウンチを舐めたら虫を退治できない事ぐらい判らないのか! どん「昔のことを怒んないでよ」 俺「お前、また眠くなったのか?我慢しなさい! これからが、本格的な駆虫大作戦の幕開けなんだぞ」 玄関「ガチャッ」 俺「ネネが帰ってきたから、続きは明日にしよう」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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