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☆ワクワク和太鼓指導実践記☆

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2009年07月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
開場して間も無く、お隣の八千代東高校野球部の甲子園出場が決定。

ノーシードのこの高校の活躍を新聞は「ミラクル」と伝えたが、

21代目率いる鼓組夜祭もまた



「ミラクル」



に満ちていた。





優柔不断、生徒間のコミュニケーション度は低く、
それぞれに遠慮して言いたい事も言わない生徒、
当然まとまりは無く、それぞれの想いは空回り状態。

準備は

「異常」

に遅れていく。


6月初旬のホール練習では通すこともままならない状態。


「非常事態宣言」


「フェイズ6」


そんな言葉が出てくるほどの緊張感の中、
計画が見直され、少しずつ集中度が上がっていく。

全体の計画表が部室の入り口に張り出され、
いつ何をするのか、どのOBが来てくれるのかもわかるようになる。

日々の稽古の模様はメールで全員に送信されるようになり、
その日はどの曲がどこまで達成して次には何をするのかも報告された。

次第に曲はまとまっていき、全体像も少しずつ共有されるようになる。



「火事場の馬鹿力」



追い詰められて初めて発揮する潜在的な力だが、
まさにその力が発揮されたのが今回の夜祭のような気がする。


当日昼でのミーティングでの組頭の決意表明、
一年生との握手、そして本番前の沢山の握手、
お隣の八千代東野球部の吉報も手伝ってやっと
ここに来て本当の21代目率いる鼓組を感じることが出来たように思う。


三年のあいさつ、それぞれの心情が感じられ、まずまずの滑り出し。

木遣りの音頭は今まで聞いた中で一番の出来であったし、
三宅のソロもまたお客様の応援とヒラメマイクの力を借りながら
今までで一番良い響きを創っていた。

チケットが発売一時間でソルドアウトするということは、
それだけ今回のお客様は鼓組を応援してくれているということだ。

いわば完全に「ホーム」での演奏。
保護者やファンの皆さんの温かい応援の中では、
鼓組の演奏もより熱を帯びる。


鼓組囃子では毎年合わない「チャカポコ」が綺麗にはまり、

「この代が一番」

とのコメントも頂いた。

元気な一年生紹介、
演者が落としたバチをさっと拾いに行った生徒、
満面の笑顔で応対できた生徒、
これもまたこれからが楽しみな23代目だ。

一年に負けじと個性的な紹介をした22代目。



そして、チームのまとまりを象徴する八丈の最後の一打、

これを見事に決める。


「まとめてくれたねぇ~!」


とはワタシの心の中での最初の一言。





さて、このミラクルの影には父兄や先生方・OB、
ホールスタッフなど数え切れないほど多くの協力者がいたことを忘れてはいけない。

1200人もの温かいお客様の心があったからこそ出来た演奏だったことを
忘れてはいけない。

チケットが買えなかった多くの人たちがいることを忘れてはいけない。

叩かれ続けたタイヤ、バチ、楽器達、部室、部室周辺、外部練習の場所
これらがあったからこそ出来たミラクルだということを忘れてはいけない。

最後まで会館ロビーの飾り付けを外してくれた保護者の方がいたことを忘れてはいけない。

自身の未熟さゆえに沢山の数え切れない迷惑をかけてきたことを忘れてはいけない。







ミラクルの恩返しはこれから始まるのだ。


























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最終更新日  2009年07月28日 22時24分45秒



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