わんころりん☆にゃんころりん

第３回の救援本部会議が　平成19年５月28日（月）　午後２：３０～より行われた

かの団体の代表も傍聴した様である
官民一体で・・と言うに値する団体であればとうに大阪府とて協力を依頼するであろう
そうならない事に対して胸に手をあてて良く考えて頂くという事ことはなさらないのであろう

多くの方が色々なレスキューに対し何らかの形で関心を持ったり　支援　協力をする事を悪いとは思わない
正しい方向へ向いた活動であれば諸手を挙げて賛成したい

これは単に私個人の考え方であるが動物の命と向き合う事は金銭的にも精神的にも時間的にも余裕がなければできない
これに加えて　動物の生活スペース　人間の気持ちのゆとりが必要である

何度も言っているが『可哀想な犬を保護しました　支援・協力をお願いします』と言う考え方なら長続きはしない
支援する人がなかったら・・　いなくなったら・・どうするのか？
まず自己資金でできる範囲から始めなければ破綻する
世界中の可哀想な動物を全て救うことなど個人の力では到底できない
まず足元で出会った救うべき命を確実に救って欲しい
数が多けりゃいいというものでは断じてない

処分される犬を貰い受けて　あの子も助けたい　この子も救いたい・・・
私はこんな素晴らしい事をしています　皆さん協力して下さい！
貰い受けた犬は個人の資格で譲り受けたのではないのだろうか？
なぜそれに支援を仰ぐ？

ボランティア登録をして貰い受けたのだとすればそれは考えが浅はか過ぎる
誰もがすぐ里親になってくれるわけではない
譲渡するにはそれなりに　健康診断　ワクチン接種　フィラリアに対する個体適応の処置　疾病の治療
それに加えて家庭犬として生活していける最低限のマナーの訓練・・・
本当にたった１頭でも真剣に向き合えば大変な労力である

どこぞの団体が多額の寄付を呼びかけ　何の検査も加療もせずに里親募集をし　大金だけが手元に残ったのをまねしてみたいのではないだろうが　あまりにも安易な考えの動物愛護家が氾濫してきている
少なくとも健康診断　ワクチン接種　不妊去勢　性格の判断をした上での譲渡を確実に行って　本来の動物愛護・保護の姿の手本を見せてくれていたら　似非愛護家の増殖には結びつかなかったのではないかと思う

命を繋ぐということでも書いたように『死なないで済んだ』だけではダメなのである
命をたらいまわしするような最悪な事態を引き起こす

私は動物保護は自分の道楽であった
と言うより見るに絶えない犬を持ち込まれる事が多かったのでそうなっただけである
好き好んで始めた訳ではない　　成り行きでそうなってしまっただけである
愛護家ではない　動物好きでもない
オッチョコチョイの江戸っ子の性分である
つい『いいよ　置いてって』・・
バカと言うしかない

でもそんなバカのおかげで色んな個性ある奴との生活を楽しんでいる
今も昔も変わらずに・・
昨日も開業以来３０年余り世話になっている獣医師と笑った
『もう今からじゃ拾っても生涯の責任持てないからないから引退した』と昨年伝えておいた
『頑張ってるね　拾わずに・・でもさ　そのうちこれなら大丈夫とか言ってすごい年寄り犬連れて来るんじゃないかって冷や冷やしてたよ』

負けずに言い返しておいた
『先生が老眼進んで　手術できなかったら困るから　拾わない！』って

今私と同年代の獣医師３人　一世代若い獣医師２人と良いお付き合いをさせて頂いている
保護をして何が起ころうと　これだけ力を貸してくださる獣医師諸氏に恵まれた事を幸せに思う
そのおかげで多くの命が繋がってきた
深く深く感謝したい