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■NHK出版新書 439 斉藤 淳...他意はありません。注意喚起のための記録です。
まさか、自信満々で書いた自分の理論が一瞬でしかも揺るがせない実例の検証記録までつけて、簡単に論破される。と思って本を書く人はいないだろうが、そうなる場合もある。自然に見抜けない読者は要注意ですよ。
理論ってのは本来精密な積み重ねだから、一箇所でもほころびがあると崩壊するのは持って生まれた宿命だから仕方がないが、それにしても、お粗末である。
それをNHKが出している...大丈夫か...日本。
一般読者の主婦に一読で見破られてしまうような...失礼。「一般の人」ではありませんでした。「どんぐり理論を知っている人」です。事実を見ることができるようになる理論を知っていると、似非理論には非常に敏感になる。不自然だからだ。だから、細かい点を言い表すことが出来なくとも、その似非理論の核心をズバリとついて、見破り、崩壊させる反論を思いつく。
<Facebookより引用> 「10歳から身につく 問い、考え、表現する力—僕がイェール大で学び、教えたいこと (NHK出版新書 439)斉藤 淳」
この先生は、どんぐりを知らないんだな、と思った。 ただ、それだけ。 そして、イェール大は、みんなが目指せる学校でもなく、誰もが受けられる教育でもない。 「イェールでは」という表現があると、読み飛ばしている自分に気づいた。
わたしたちは、目の前の子どもたちを、現状のシステムの中で、救わなければならない。本物の思考力と、豊かな心身を守り育てるために。合わないから留学すればいいや、ってわけには、ほとんどの家庭はいかないのだから。
方程式をつかわず、どんぐり(絵コンテ)で、わたしは1分ほどで解きましたが、わたしはつるかめ算も知ってしまっているので参考にならないな、と思い、小3の次女に問題をそれとなく見せてみたら「やってみたい!」そしたら中1の長女も「わたしも!」というわけで、ふたりに試してみると…
長女( 中1)はあっさり解きました。次女(小3)はちょっと戸惑いがありましたが、まあ、難なく解きました。「いつもの3MXよりは簡単」とのこと これは次女のクロッキー帳答案(最下部)
アンチ中学入試、という共通点はあるものの、「あとで方程式で解けるのにわざわざこんな問題を解かせる意味はない」という考え方に疑問が。私の中で、数学と算数は違うと思うんだけれど、専門家でもないし…この先生のように頭もよくないし、「数式を使って研究していた」経験もないし、もちろん、太刀打ちなんかできないんだけど、でも、「数学は物事を簡潔に記述、分析するために使うものです」と、断言されると、算数的にはちょっと違うような気がするのです。だって、算数は、ほぼ言語です。簡潔に記述分析するのは、もっとあとの話で、まずは、公式なんかないところから、あたかも、公式をひらめいた数学者の原点を味わうかのような、そんな算数体験が多ければ多いほど、のちのちの興味につながるし、簡潔に記述分析する意味や、数学の美しさや、有意義さを体感できると思うのです。いずれにせよ、今の日本の教育に問題意識を持っているところは同じ。もし、発言力があるなら、こういう、賢い、グローバルな先生に、本気で動いてもらいたい。わたしたちの草の根運動が実を結ぶように。 「解法を暗記するしかない」「連立方程式で解くしかない」と断言しているから、「果たしてそうかな?」と試してみました。本を出す前に、他の色々な理論を知ろうとした方がいい、と思いました。 <引用終わり> 知らないんだよねぇ。「どんぐり」は「発見+発明」だからねぇ。10歳以前が大事なのに、そこを避けて、書くのは、単なる自慢になるか、手法の一つの提示にしなならない。本のタイトルからして、このことは知っていて、だけども気づかれないようにアピールしたいという出版社の意向があったのかもしれませんね。「悪い方法じゃないから」ってね、でもいけませんねぇ。前提段階で勘違いをさせたまま読者を誘導するのは倫理的にいかんね。
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最終更新日
2015年10月15日 07時33分44秒
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