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テーマ:ミステリはお好き?(1425)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
猫丸先輩(←知らない人は気にしないで)はとぼけているけれど,この本の「僕」もとぼけている,というより「と」抜きか。
今回は全文ネタバレなし(のはずです)。 倉知淳の「ほうかご探偵隊」は,「僕」のたて笛が教室からなくなることから始まる。しかも3つに分かれるふえの中央の筒の部分だけ。これで謎の「消失」事件が連続4つ。しかもそのどれもが「不用品」なのだ。 名探偵(あるいはその幼生)が現れ,僕そして2人の女子とのほうかごを中心とした探偵活動が始まる。 学級中心と思われていた事件に宝石盗難事件がからみ,事態は一挙に深刻さをまとい,そこで「僕」は「わな」に見事にひっかかる。残りページを見ながらそれはないだろうと読んでいたものの,かなりの部分でdonmaboもひっかかった。 さらさら読んで,「えー,それはあり?」と気持ちよく終われる本は楽しい。そもそもタイトルの「ほうかご探偵隊」の実体たるや知ってしまうとニヤニヤせざるを得ないのだ。 「富士の裾野にある小都市の,ごく普通の」小学校やそのまわりをほのぼの書ききっている唐沢なをきのイラストも楽しい(公式ウェブサイトは からまん)。 袖なし無精ひげの先生は体育っぽいが実は家庭科専科だったりしたら楽しいとか,井川商店では何を売っているんだろうとか,富士ホテルはビジネスホテルかラブホテルかなどついつい考えてしまう(本文には出てこない)。 いずれにしても、ここの小学校が現代の小学校でないことだけは,放任主義の先生が責められていないことと,放任にもかかわらず授業中にふらふらしている児童が1人もいないようなことからわかる。 作者の生年月日やヤスというサッカー少年が出てくることから,1969年のことと踏んだがどうだと見得を切りたかったが,農協がJAを愛称として使い始めたのが1992年4月とのことなので,1997年と確定しよう(2月1日が月曜なのは,その年と2003年しかない)。 って,ここで勝手に決めても仕方がないが……。これを書き始める前は70年くらいかなと思っていたので,その点でもひっかかったか。 すごく未来の小学校かもしれないし……。 倉知淳の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (倉知淳)からごらんください。 楽天ブックス 次の日記も読ませていただきました。 生生流転(静音0250さん) 日々のあぶく?(kiyu25さん) りぶらりだいあり(りぶらりさん) ミステリの部屋(samiadoさん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君さん) 昼下がりの迷宮~(あむあむ108さん) emmitt22のハマリ人生(emmitt22さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/19 07:18:18 PM
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